出版社内容情報
民衆の台頭，憲法擁護・普選獲得運動の高揚．大正デモクラシーとは，どのような時代だったのか．本書は，多くの研究成果に立脚し，都市―農村，知識人―民主の諸相を示し，大正デモクラシーの新しい姿を提供する．
目次
日露戦後・都市民衆の台頭
第１次大戦とデモクラシー思想
「平民宰相」原敬の誤算
民衆運動は都市から農村へ
護憲三派内閣
大正デモクラシーの終幕
感想・レビュー
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扉のこちら側
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2017年133冊め。日露戦争後の都市民衆の台頭から大正デモクラシーの終幕まで。大正デモクラシーの最大の限界は、（１）国内の政治・経済・社会の民主化という点では普通選挙運動などにみられるように中心的な目標となったが、（2）差別問題の克服（３）中国・朝鮮に対する侵略政策の克服は（１）と相互に関連するにもかかわらず、運動に参加した人々でさえ十分に消化していなかったこと。（続）2017/02/11
