出版社内容情報
体の不自由な人の生活をサポートする介助犬．その介助犬を重罪の女性受刑者が捨て犬の中から育てるという試みが，米国で行われている．刑務所内での日常と犬の訓練の様子，また介助犬を得て生きいきと暮らす障害者や高齢者の姿を，丹念な取材で描く．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moe
2
大塚敦子さんの著作は何冊か読んでいますが、どれも丁寧に何度も取材していて好感が持てます。この本は女性刑務所の受刑者が介助犬を育てる様子を追っています。2019/01/08
アルゴン
2
★★★★ 介助犬を育成する女性刑務所のプログラムを追ったドキュメント。アメリカの受刑者に対する政策ならびに介助犬の導入が進んでいると思うと同時に、受刑者の話を聞いていると罪状に対して量刑が重いものが多く、アメリカの裁判って怖いなあと思ってしまいました。特に虐待に苦しんでいる女性に対して配慮が足りないかなあと。今となってはどうか分かりませんが。2017/10/23
シャーリー
0
丁寧な取材を通して、女囚と犬たちの成長ぶりが描かれています。犬が人間に生きる力を与えてくれる事がよく伝わってきます 2011/04/25
