亡国への抗論―田中正造未発表書簡集

亡国への抗論―田中正造未発表書簡集

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000021005
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「下野の百姓」田中正造は,谷中で没するまでまさに農民のために闘い続けた.全集完結から20年,新発見の書簡2百余通と論稿が,その生涯の未解明部分に光を当て,そこに貫かれた「亡国」に抗する厳しい思念を浮彫りにする.

内容説明

「下野の百姓」田中正造は、1913年谷中村で没するまで、まさに農民のために闘い続けた。その行動の全容を示す『田中正造全集』に収載された膨大な資料のなかには五千通を超える書簡が含まれている。自ら「手紙運動」と称して足尾鉱毒問題にかかわる通信を精力的に重ねた証跡と言えよう。全集完結から二十年、新発見の書簡二百余通と論稿をまとめた本書は、彼の生涯の未解明部分に光をあて、そこに貫かれた「亡国」に抗する厳しい思念を浮き彫りにする。

目次

1 書簡(明治二年(1869)
明治九年(1876)
明治十三年(1880)
明治十四年(1881) ほか)
2 論稿(好める史的人物(明治四十年)
『足尾銅山鉱業停止憲法擁護栃木・群馬・茨城三県々会の決議に対する陳情書草稿』への書き込み(明治四十三年)
改良の余地なき悪制度(明治四十四年)
口上(大正元年))