知の遠近法

  • ポイントキャンペーン

知の遠近法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000013239
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

本書は1975年から76年の一年間、折々の出来事をきっかけとして書かれた文章から成る。出来事の表層的な現象の背後に象徴的な意味をさぐり、深層の次元を神話論的・宇宙論的にえぐり出す著者の方法は、「中心と周縁」の理論に裏づけられ、時空の制約を超えた有効性を発揮する。“のらくろ”の世界から天皇制の構造論的分析に至るまで、個々の現象は知の遠近法によって見かけの表皮をはがされ、「同時代の精神史の光景」として描き出される。 <初版1978年>

目次

第1章 地揺れする辺境から
第2章 噂がひとを襲うとき
第3章 知の遠近法を学びたまえ
第4章 のらくろはわれらの同時代人
第5章 映像の世界の文化英雄たち
第6章 ブラウン管のなかの嬰児殺し
第7章 アメリカに美学記号を求めて
第8章 病いの宇宙誌
第9章 周縁性の歴史学に向って
第10章 歴史人類学或いは人類学的歴史学へ
第11章 「王殺し」の条件
第12章 天皇制の深層構造
第13章 天皇制の象徴的空間