ことのは文庫<br> 酔いが回ったら推理どき 酩探偵天沢理香のリカー・ミステリー

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ことのは文庫
酔いが回ったら推理どき 酩探偵天沢理香のリカー・ミステリー

  • ISBN:9784867163061

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内容説明

社会人3年目の進藤久登(しんどう・ひさと)には、お酒を熱愛する年上の幼なじみがいる。

東京で働く会社員の天沢理香(あまさわ・りか)は、お酒を飲めば飲むほど推理が冴える特技を活かして、幼なじみ兼助手の久登とともに、SNSで謎解きを募集している。
ただし依頼の条件が2つ。

ひとつは「お酒がかかわる事件であること」、
もうひとつは「その謎に関係するお酒が飲める店で会うこと」。


つきあいたての恋人同士は、ハイボールですれ違う。
自宅飲み会で不可解な行動をする同僚の本音とは……。
ビールが巻き起こす国際交流の危機!?

ふたりのもとには
今夜もお酒が関係する悩み事とドラマが舞い込んでくる――。

エブリスタ×ことのは文庫【ライト文芸賞】大賞受賞作、書籍化!
お酒の知識と楽しさをちりばめた、一杯飲みたくなる推理劇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

59
お酒を飲めば飲む程に推理力に磨きがかかる『酩』探偵。お酒に纏わる日常のミステリーを飲みながら解いていく。以前は晩酌を欠かさなかったが、今では滅多に飲まなくなった私だが、飲んでみたいお酒のオンパレード。つまみもかなり魅力的。まさか、作者も飲む程に筆が進む?なんて思ったりもする。お酒を飲んでの推理も冴えているが、かなりの博学で魅力的な探偵、ナイスサポートの幼なじみもワトソンやヘイスティングス並の本人はそれと知らずに活躍をする。『人を幸せにするお酒』を目指して推理するミステリーも、お酒の知識も楽しい作品。2022/06/06

なみ

14
お酒限定の探偵、天沢理香がお酒を飲みながらお酒にまつわる謎を解決していく連作短編ミステリー。 探偵役の理香さんがとても魅力的で、推理モードへの切り替えが格好良いし、本当にお酒が好きなことが伝わってくる描写が素敵でした。 お酒が絡んだ謎も面白くて、理香さんと一緒に考えながら読めます。特に最後の話、綺麗すぎじゃない?天才かよ。 恋愛要素も可愛くて好きです。お似合いなので早くくっついてほしいけど、一生このままでいてほしい気もします。 ミステリーでありながら、飯テロ兼酒テロ小説。お酒が飲みたくなってきます!2022/06/21

sugar&salt

7
進藤久登と幼馴染みの天沢理香はSNSでお酒に関わる謎を募集し、その謎に関係するお酒が飲めるお店で謎を解いていく。お酒を飲めば飲むほど推理が冴え渡る特技がある理香さんのお酒の蘊蓄がすごいし、お酒と一緒に頼むおつまみもどれも美味しそう。2023/11/22

たなべそら

7
お酒好きにはたまらない、美味しいお酒とグルメ満載のミステリー小説。殺人などの物騒な事件ではなく、お酒にまつわる謎のみを扱う探偵のため、気楽に読み進められるところもお気に入り。酔えば酔うほど頭が冴えてくるなんて、うらやましい限り。お酒飲みならば、読んでいる途中で飲みたい衝動に駆られてしまうこと間違いなし!!もしくは、出てくるお酒をポチってしまうなんてこともあるかも。ぜひシリーズ化して、お酒やおつまみグルメをもっと紹介してほしい!食欲の秋にもってこいの一冊。2022/09/05

お咲さん

5
酒に苦い思い出があり、戒めのために飲むのをやめてから10年以上経つ。そんな私が手に取ったお酒にまつわる謎に関する探偵の物語は、久しぶりにお酒が飲みたいと思わせるリカーミステリーに彩られていた。さらに美味しいつまみまで。飯テロですがな。読んだら飲みたくなり、食べたくなる。さらに謎解きが加わって、ちゃんぽん飲みならぬちゃんぽん読みができる本なのではなかろうか。主人公と探偵さんとの関係性が今後どうなるものか。続編があるのなら、お酒が苦手な人でもいけるようなお酒と謎解きをよろしくお願いしたい。2023/04/21

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