ぶらっとヒマラヤ

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ぶらっとヒマラヤ

  • 著者名:藤原章生
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 毎日新聞出版(2021/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620326696

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内容説明

塩野七生氏推薦!
私の友人の中でも最高にオカシナ男が書いた、フフッとは笑えても実生活にはまったく役に立たない一冊です。それでもよいと思われたら、手に取ってみてください。

記者生活30年。還暦間近の記者が思い立ってヒマラヤに行ってみた――。8000メートルの極限の世界で考えた、老い・恐怖・死、そして生のこと。毎日新聞医療プレミア、毎日新聞夕刊で人気の連載が待望の書籍化!

目次

1 きっかけは唐突に
2 人生、計画的か衝動的か
3 部長との面談 意外な一言
4 一般男性がダウラギリ?
5 この際、「新しい鼻」を入手
6 ダウラギリは演歌の響き ♪バカだなあ♪
7 まさに「バラ色の人生」 ユーフォリア
8 「名門幼稚園の遠足」
9 雪崩のロシアンルーレット
10 恐怖は調節できるのか 危機の中ゆえの静謐
11 高所恐怖とホッブズ 勇気との互換関係
12 死に近づくと時間は延びる それは健全なことなのか
13 なぜ山に? なぜ生きる?
14 感情の波立ち「来いな感動」
15 7000mでのよだれ
16 わびたいダウラ・ナイト
17 最後の最後の諦め
18 年齢という名の錯覚
19 ダウラギリ後の人生の加速度
20 ダウラギリがもたらす「晴耕雨読」
21 切っ先の切っ先で知る「老い」
22 こんにちは好奇心、さようならお金の心配
23 情熱か達観か 究極の選択、比較の奴隷
24 なぜ登る? 突然の不思議な気持ち
25 人は生きている、自分も生きていていいんだ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanki

17
登山は哲学。死に近づく。6000m越えたら、居続けるだけで死ぬ。1時間に80mしか登れない。寝るためだけに酸素を吸う。2022/02/26

yoneyama

13
毎日新聞夕刊で特集ワイド面記事を書く、海外取材の長い58歳記者の、プライベートなダウラギリ遠征記。著者は私の北大山岳部の尊敬する先輩です。なぜこの年になって八千m峰を目指すのか。著者の幼年期の体験、青年期の山、海外支局取材時のさまざまな話を交え、話はどんどん死や時間、恐怖と勇気、なぜ山に登るのかというテーマに至る。昔から相当な読書量だったうえ、著名人のインタビュー経験も豊富であり、ジミー・チン、メスナー、原真などの発言や行間にふれる部分が面白い。大澤真幸の「他の誰にも出来ない仕事」のところが良かったです。2021/03/03

あきひと

10
タイトルが気になり読んでみた。作者は新聞記者で大学時代は山岳部に在籍し、特派員として海外生活が長く、日本に戻って国内の山に行っていた方。ヒマラヤのダウラギリは8000m峰としては低いが、この方の事前の準備は体にメスを入れるほどの徹底ぶり。金と時間が大変だが、テント設営、荷運び、ラッセル、ルート開拓などはシェルパがやってくれるから、ヒマラヤ登山なんて名門幼稚園の遠足のようだ、と言うがなかなかどうして。前半はダウラギリだが、自分の人生を振り返りながら、これからの人生や老いを考える。文章は読みやすく上手い。2023/10/13

100名山

7
所謂登攀記ではなく定年まじかでありながら退職覚悟で会社に2か月間の休暇を申請したところ30年勤続特別休暇と有給とでダウラギリに行き、内省的に人生を俯瞰した読み物です。著者の読書量と多彩な人物との出会いには驚かされます。また出身母体である北大山岳部との強固なつながりも面白おかしく記されています。山を一人で歩いたことのある人は同じような思いを追体験できると思います。媚びることない非常に読みやすい文章です。2023/01/25

おかめっち

5
新聞で連載していた酔いどれクライマーが面白かったので。 ほぼ還暦にダウラギリを目指す登山エッセイ。 登りながら考えていることなど。 大手新聞社の記者で知識量が半端ないし、文章も魅力的で、登山に縁が無くてもグイグイ読まさった。2023/02/01

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