歴史としての大衆消費社会

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歴史としての大衆消費社会

  • 著者名:寺西重郎
  • 価格 ¥4,950(本体¥4,500)
  • 慶應義塾大学出版会(2017/10発売)
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  • ポイント 1,350pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766424478

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内容説明

敗戦の瓦礫のなか、日本は生活文化の全面的な西洋化・アメリカ化を「さしあたって」決意した。大衆消費社会、分厚い中間層と高度成長はそこから生まれ、その後の経済停滞はこうした歴史理解の取り違えから生じた。
 そして現在、われわれの生活文化感覚は着実に伝統回帰しつつある。21世紀日本のあり方を考えるには、鎌倉時代に始まり江戸時代に完成した日本伝統の資本主義が育んだ文化と精神を再評価し、1000年の歴史のなかで戦後70年の意味を問い直さなければならない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

93
日本の経済社会を歴史的な観点と、寺西先生が最近書かれてきた宗教的な色合いを含めての消費社会を分析しておられます。二つの消費社会ということで西洋型の大量生産・大量消費型と日本型の、消費者と生産者の協同により品質や商品の革新を行うタイプの消費経済社会があることを説明するのが主体となっています。やはり哲学的な側面が多く亀井勝一郎までが出てきます。読みがいがあります。2018/11/11

遠藤 a.k.a. Kon

2
視野が広い。あとでまた読む。2017/09/25

ひらっち

0
日本の消費行動を鎌倉新仏教に端を発して論じた作品は初めて見た。物凄く興味深い作品だった。。2019/07/14

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