出版社内容情報
〈あらすじ〉
念願叶って、隣国の国王ローデヴィクと結婚することとなった王女レティツィア。
幼い頃から、顔を合わせるたびにローデヴィクと喧嘩ばかりしていたが、実はずっと彼に恋情を抱いていたのだ。
気持ちは素直に伝えられないものの、毎晩情熱的に抱かれ、ローデヴィックも自分のことが好きなのではないかと思い始めた矢先。
ローデヴィクが自分を抱くのはレティツィアの父王との密約を果たすためだと知る。
揺れる思いを抱えたまま、ローデヴィクの浮気現場(誤解)に遭遇したレティツィアは、そのまま城を飛び出してしまう。
それから、5年後……。
内容説明
「そなたは男を虜にする極上の身体をしているな」。姉の代わりに幼い頃からの憧れの人、北方の国ローデンヴェイク王レイナルドに嫁いできた王女フェリシア。甘い新婚生活が始まって十ヵ月。順調に愛を育んでいた二人だったが、フェリシアはレイナルドの浮気現場(誤解)に遭遇し離宮へと引き籠ってしまう。それから五年後、謎めいた仮面の騎士がフェリシアのもとを訪れ、別人となって王の子を身籠るように告げる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
7
喘息持ちの姉の代わりに隣国の王に嫁いだヒロイン。最初は彼が好きなのは自分の姉でしょう、わたしは片思いしてたけど……って感じだったけど、ヒーローも実はヒロインが昔から好きで両片思い。でもはっきり気持ちを伝えられないまま結婚、初夜、横やり、のちヒロインが離宮に引き籠もり四年経過、というびっくりする経緯をたどってしまう。五年経っても懐妊しないと国王は側妃を娶ることになるので、それを阻止するためにヒロインは姿を変えて国王に会いに行くけど~という話。波瀾万丈だけど最後は両思いになって万事解決でよかったわ。2022/01/01