目次
第１章 学校財政制度訴訟の新たな始動（学校財政制度訴訟の再燃；新展開期の訴訟の背景；学校財政制度訴訟の開始）
第２章 新展開期当初の主要な判決と学校財政制度改革（「教育アディクアシー」論の登場―ローズ判決と教育制度の全面的改革；教育のローカル・コントロールを生かした学校財政制度の構築―エッジウッド判決の法理とその帰結；都市学区生徒の教育ニーズの充足―アボット判決と全面的学校制度改革）
第３章 新展開期の訴訟の動向と法理（アディクアシー訴訟とエクィティ訴訟；法的根拠としての州憲法教育条項；州の責任と教育のローカル・コントロール；教育の基本的権利と審査基準；アディクアシー判決の類型）
第４章 アディクアシー訴訟・判決の特徴と意義（訴訟・判決の法理の新たな傾向；教育機会の平等概念―実質的にミニマムな教育の質の保障；市民的資質の平等を求める訴訟・判決；アディクアシー訴訟論の長所と短所；アディクアシー訴訟・判決の効果）
著者等紹介
白石裕［シライシユタカ］
１９３９（昭和１４）年生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程修了、京都大学教育学部助手、大阪大学人間科学部助手、京都大学医療技術短期大学部助教授、京都大学教育学部助教授、同大学院教育学研究科教授、早稲田大学教育・総合科学学術院特任教授、千里金蘭大学生活科学部児童学科教授を経て、畿央大学教育学部長・教授。京都大学博士（教育学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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