内容説明
獣人国の王弟に乱暴され昏睡したままの姉の仇を討つために、獣人国の国王ヴォルフガングに嫁いだ隣国の第二王女アシュレイ。故国を出るときに兄王から渡された毒をヴォルフガングに飲ませようとするが、見破られ処女を奪われてしまう。自分の命を狙ったアシュレイを“俺だけの番”と溺愛するヴォルフガングに心を許しはじめたアシュレイだったが、兄王が獣人国を訪問することになり…。第2回ムーンドロップスコンテスト優秀賞&読者賞受賞作。
著者等紹介
白花かなで[シロハナカナデ]
『復讐の処女は獣人王の愛に捕らわれる』で第二回ムーンドロップスコンテストにて、竹書房賞&読者賞受賞。『私と公爵様の甘やかなる契約関係』(パラダイム出版/ディアノベルス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちはや
7
【KU】耳と尻尾のせいで、王なのに王らしく見えない(笑)獣の番への愛はほんと重いですね。2018/11/14
チョコろん
3
姉を凌辱した隣国の王族の兄に嫁ぎ、夫を殺そうとした某国第二王女のアシュレイ。しかし、目論見は容易く見破られ……。---表紙買い。表紙買いして挿絵が多いとホクホクしますね。目線が合っていない挿絵が多かったけど……。肝心の話ですが、番という概念を持ち込んでも、自分を殺そうとした女を愛せるのかは疑問。それまでの積み重ねがあって許すならともかく、番だから大丈夫とは納得がいかない。番の目の色の石はどうやって手に入れたのか。占術? 生まれたときから石を握りこんでたとか? 番に頼る割に、運命論も曖昧だから置いてけぼり。2019/05/21