コミュニティが顧客を連れてくる―愛される店 地域のつくり方

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784785504342
  • NDC分類 673
  • Cコード C0063

出版社内容情報

自店の「私益追求」よりも、地域貢献による「公益」を大切にする商業経営の本質を説きます。衰退傾向にある地域・都市で起業した女性商業者など、豊富な事例から商業者が顧客や地域とコミュニティを創るためのノウハウを解説します。

内容説明

マーケティングが顧客を連れてくるってホントなの?前作『地域再生の罠』(ちくま新書)に続く、顧客や地域とコミュニティをつくる「商業経営の本質」が見えてくる全16話。

目次

1 コミュニティをつくる起業家6つの「物語」(コミュニティの拠点「サードプレイス」を創る;スローフードで、コミュニティを広げる;お金と時間が無くても「シェア」で起業できる ほか)
2 コミュニティをつくる3つの「調査と戦略立案」(顧客の行動を観察する「エスノグラフィ」;顧客の本音を探る「グループ・インタビュー」;「交流・効率・高級」の3コウ戦略)
3 コミュニティをつくる7つの「方法」(店主の趣味を活かすコミュニティをつくる;日替わり経営者が新たなコミュニティをつくる;顧客の「したい事、関心事」で、顧客と繋がる ほか)

著者等紹介

久繁哲之介[ヒサシゲテツノスケ]
地域再生プランナー。1962年生まれ。早稲田大学を卒業後、日本IBMでマーケティングを担当。実家は老舗飲食店で、個店経営の基本と裏側に詳しい。現在は都市研究センター研究員。千葉県「商店街あり方検討会」委員など商業系の公職多数。商工会議所や商店街が主催する商業系の講演や、自治体の職員研修で全国を奔走している。NPO活動の支援に注力し、次3つのNPOでアドバイザーを務めている。NPO情報ステーション、NPOストリートデザイン研究機構、NPOファザーリング・ジャパン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かえるくん

8
本文で紹介されるある起業家のことば。「流行りの商業経営やマーケティングの知識は『顧客を攻略・誘導する対象』と見なした小手先のテクニックに偏重していて、そういう店は居心地が悪いし、商圏の小さい過疎の町には出店しない。だから、○○にはそういう店が無い。それなら、自分が起業しようと思った。自分が顧客ならば絶対に『攻略・誘導されたくない』から、自分は商人として『顧客を攻略・誘導したりしない』」。自分が顧客の立場であれば当然そう思うはずなのに、逆の立場になると、なぜその当たり前のことができないのかと考えさせられた。2014/01/14

コジターレ

1
読メ登録前に読了。

ISHIDA

0
自分らしくいられる場所、自宅でなく、学校・職場でもない「サードプレイス」を創る。ファーストフードの対義語としてスローフード、そこは大切な人との交流の場。そうやってコミュニティを強化する事で顧客がやって来る。商品の背後に物語があれば、クチコミが生まれる。以前景観セミナーでもその風景に物語があれば商品として成立すると言われていたけど、物語が語れることは大事だと再認識。顧客のやりたい事に売りたいものを合わせていく。 地域再生の鍵は「売上高」でなく「地域経済循環率」。今までとは違うコミュニティが顧客を連れてくる。2017/07/17

jupiter68

0
久繁節爆発だあ!まあ他の書物で書かれたことが再度書かれていることについてはうんざりするが、言っていることは極めて正論。襟を正して聞く必要がある。さまざまな地域再生に失敗している我々だ、常に何かヒントはないかと探している。久繁氏の論調は毎回毎回目から鱗もの。なるほどと納得してしまう。2016/10/31

カバラン

0
田舎に行くと、お年寄りとはすぐに話し込む。これに対して、地方都市の比較的若い世代との会話は続かない。忙しいからだろう。近くの焼菓子店の店主は自分で接客する。だから、少し高くてもここで買う。コミュニケーションは商売の基本。物を買うだけならネットで十分。2015/04/19

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