講談社文庫<br> 宇宙海兵隊 ギガース

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講談社文庫
宇宙海兵隊 ギガース

  • 著者名:今野敏【著】
  • 価格 ¥565(本体¥514)
  • 講談社(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062760942

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内容説明

地球連合は独立を求める木星圏の反乱者たちとの抗争に苦戦していた。膠着状態を打破すべく最新兵器の投入が決定される。コードネーム「G」――「ギガース」、そのパイロットは情報部から来たリーナ・ショーン・ミズキだった。彼女と宇宙海兵隊の男たちの新たな戦いが始まる。著者、もうひとつの代表作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

184
1990年に書かれた『宇宙海兵隊』をセルフリメイクして2001年に再発表したものらしい。題名からもっと軽いハチャメチャアクションを想像していたが、運動エネルギーの物理に関してかなり詳細に考察されている。(説明は省かれていても、明らかにちゃんと意識して書いている。)軌道上の戦いの描写がリアルで楽しめた。いつもキャラの造形が大味な今野さんだが、中間管理職の悲哀や鼻っ柱の強い新人エリートなどなかなかどうして存在感がある。オリジナルの方にはなんとギガースが登場しなかったという。2020/06/12

canacona

21
社会派作家と思っていた今野敏さんの宇宙物!つい昨日、「月は無慈悲な‥」を読了したばかりだったので、地球の流刑地が独立戦争を起こすのに既視感が。でも、今回は地球側からの物語。どうしても独立する側に味方したくなるけど、そのうち木星側からも描かれたりするんだろうか?そこに最新鋭の人形強化スーツギガースと、AIと意思疎通の図れるサイバーテレパスリーナ。個性的で魅力的な人物の描き方は上手。いろんなSFエッセンスの美味しいとこが投入されてる、でも、嫌いじゃない!まだまだ序章といった感じなので、読み進めたいと思います。2020/08/16

くろねこ

10
今野さんは気にはなっていたのですが、作品が多くてどれから読んで良いか分らない感じだったのですが、今回こちらを選んでみました。こういう内容だと、やっぱりガンダムなんかを思い浮かべますけど、今回は導入みたいな感じだったので、この後どう話が進んで行くのか楽しみです。2015/09/10

ぎゃぐれー

7
空軍のパイロット、海兵隊のパイロット、そして記者という3人の視点から描くロボットもの。記者という視点が面白いが、派手な部分はやっぱりパイロットのもの。軌道での戦いは3次元で戦うものとばっかり思っていた宇宙での戦いを2時限的に描いていたなかなか斬新。個人的にはロシア語から名付けられた各固有名詞があんまり馴染まなかった。2013/10/25

alleine05

6
思った以上にガンダム的な内容だった。もっともガンダムのMSみたいに宇宙空間を自在に動き回れるわけではなくて、こちらでは軌道計算重視なのが特徴。リーナは最初からばっちり覚醒済みのニュータイプのようなもんですな。登場人物的にはトラウマ持ちであれこれ悩みを抱えているカーターの描写が良かったし、今後はオージェとリーナの出会いというか再会というかがどうなるか楽しみ。木星側がどんな秘密を抱えているのかも気になる。2013/10/20

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