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内容説明
美貌の“あの女”は国家と探偵とを弄ぶ―― 大英帝国王室で極秘裏に受け継がれて来た、重大な“禁秘”が盗み出され、行方不明となる。帝国の未来を左右するその文書の奪還へ向け、MI6が動き出す一方、シャーロックの下にはボヘミア国を巡る醜聞解決の依頼が舞い込む。2つの醜聞の裏で暗躍するのは、一人の美女――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
69
ウィリアムとシャーロックの推理勝負。お兄ちゃん大好きルイスが嫉妬メラメラで可愛すぎか。ジョンとシャーロックが仲直りシーンが良かった。デコボコンビいいと思います。シャーロックとマイクロフトは深い確執がありそう……。シャーロックを振り回す魔性の女・アイリーン。こういうキャラ好きです。おまけ漫画にもほっこり。モランは何時も報われない……（笑）2019/04/02
ブックマスター
67
五巻目。前巻の続きで、ワトソンが殺人の容疑を掛けられていたが半ばホームズとモリアーティの推理対決になり最終的には無事に解決。モリアーティは念には念を入れて細工していたけど、ホームズもそれくらいのことは平気でしそうだなと思う。傍に居ないのにワトソンを呼んだり、何処か動揺してるっぽいのが面白い。このコンビ仲いいなぁ。そして、この巻からあの女が登場！キレ者な上になかなかの小悪魔だ。彼女の目的は分からんがなんだかホームズに気がありそう？川に飛び込むシーンが格好良かった。ホームズ兄の奇襲とオマケマンガが面白かった！2019/01/25
星落秋風五丈原
60
マイクロフトとアイリーンが登場した事でシャーロックのスタンスが明らかに。貴種流離譚の主人公みたいに、実はやんごとなき生まれ。名門大学出身で兄と互角の才能を持ちながらも、実力が認められない今のイギリス社会に不満を抱いており、敢えてひと月の下宿代にも汲々する庶民の生活を送る。ウィリアムは真逆の持たざる人からスタートし、底辺から世界を変えようと思っている。階級社会を変えたいという思いは二人とも同じながら下からの突き上げる力の方がより過激になる。目指す所は同じでも手段が異なる二人が、いずれ雌雄を決する運命にある。2018/03/05
はつばあば
42
女王陛下のMI６、今ならさしずめ００７の親玉がシャーロックの兄？？。教授の兄さんアルバート伯爵はご存知なのでしょうか・・。妖艶なアイリーン・アドラー？。嘘～！ルパン３世の不二子さんでしょうって位びっくり(笑)。面白くなってきましたが・・私としてはモリアーティ一筋でお願いしたい( ;∀;)。2019/07/30
momogaga
42
レンタル。ホームズが唯一愛した女性と言われる”アイリン・アドラー”が登場。確かに美しい。主人公モリアーティの影が今巻も薄すぎる。2019/04/21
