メディアワークス文庫<br> 探偵・日暮旅人の笑い物

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メディアワークス文庫
探偵・日暮旅人の笑い物

  • 著者名:山口幸三郎【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
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  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048664844
  • NDC分類:913.6

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内容説明

視覚以外の感覚を持たない青年・日暮旅人は、それらと引き替えに、目に見えないモノ──音、臭い、味、感触、温度、重さ、痛みを“視る”ことができる。しかしその能力を酷使すると、旅人の視力は低下していくという。 旅人が気になる保育士の陽子は、旅人からの誘いで彼と共にクリスマスを過ごすことになる。ついに自分の気持ちを伝える決意をする陽子だったが、その時すでに、旅人の目には異変が起きていた──。 クリスマスを軸に探偵事務所メンバーの絆が描かれる『家の灯り』、旅人たちに忍び寄る闇の存在が明らかになる『魔の手』など、全5編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お腹ボン!

65
今回は個人的に色々突っ込んだお話でした。亀吉さんのお話にグッときて、聡の話でいくら最後綺麗に終わらせようとも、ここまでしょうもない人間に嫌気がさし(現実的には多分またすぐ今の生活に飽きて田舎を飛び出すんじゃないかと)、旅人の泣く場面で貰い泣きしてしまい・・・と、中々に内容が盛り沢山でした。いっち番始めの椅子に込められた想いのほんわかムードからかけ離れてきて、も~そろそろい~かなと思ってたのに最後とっても気になる終わり方、しかも次回最終という事なので最後まで見届けます!2014/06/17

papako

60
日暮旅人シリーズ。まだ動かない。陽子先生と旅人の関係は動いたけれど。やはり美月さんはあやしかった。しかし、なかなか乗らないなぁ。買ったから読むけど、なかなか乗らない。2019/02/10

にくじゃが

50
わたしはどちらかというと幸せな記憶よりも辛い記憶を強く残してしまう方です。でも、できればこれからたくさん生きて、たくさんの経験を積んでいきたいです。生きれば生きるほど、幸せなことはたくさんあるはずで、そういうときに、昔の幸せを忘れないように。思い出は大切に、そう思った本でした。普通は考えられない物を背負っている旅人さんばかりに意識してしまうけど、やっぱりみんな背負っているんですね。やっぱりちょっとあさい感じが。正直言って途中読むのをやめようかとも思ったこのシリーズ、でもやっぱり読み続けています。雪路さん、2014/06/17

絳楸蘭

37
なんだ!なんだ!?今回のこのいろんな意味で泣ける話は!!なのに題名は「笑い物」。いや、こちらもいろんな意味で笑った人が出てきましたがね…。笑うと泣くが表裏一体に思えた内容でした。旅人さんがせっかく決意したのになんてことしてくれたんだい(怒)と黒幕に怒りながら、次回の最終巻(作者の次でラストです宣言をそうとりました)を待ちたいと思います。すべてに決着がついたとき、旅人さんはどうなるのかなぁ?2014/06/20

AYA

37
初っぱなからアゲて落とされた…。なんとな~く旅人ならそう言うだろうな。とは思ってたけど…。でも結果オーライ!!陽子の言葉で枷が外れた旅人、今まで溜め込んで我慢してた分が溢れるあのシーン。な、涙が(泣)毎回終盤で波乱の展開を予告してきた内容が遂に始動…ドキドキですな!!。続きが気になってしょうがないです。そんな中での亀と小金井の話がほっこりと心地よかったです。あとがきでもあったように、次巻で最終巻になるそうですね。ハッピーエンドで終わるとこを期待して次巻を待ちます。2014/05/02

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