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内容説明
初代神武と15代応神天皇は同一人物だった。
いよいよ歴史時代に入る。
天皇はいつから始まったのか?通説は「2人のハツクニシラス、つまり初代神武と10代崇神は同一人物で、天皇家の歴史を古く見せたいがために、神武を今から約2670年前にもっていった」とする。しかしこの「新史論」は「神武と崇神は同一人物ではなく、神武と同様に九州から上ってきた15代応神こそが同一人物だった」と見る。なぜなら神武と応神は「祟り王」だが、崇神は「祟られた王」だからだ。さらに応神の母であり、『日本書紀』が「山門県(やまとのあがた)の媛(ひめ=卑弥呼か?)を誅した」とする神功皇后とヤマトタケルらは皆、ヤマトの黎明期、草創期の同時代人であり、彼らの活躍は数10年間の出来事だったと捉える。すると全ての謎が氷解するのだ。そして…ヤマト建国のグランドデザイナーが存在した。その功労者とは?
なぜ『日本書紀』は建国の歴史を分かりにくくしたのか?
「新史論」の真骨頂を堪能してほしい。
※【ご注意】この作品には図表が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
目次
第1章 神武東征の謎(なぜ『日本書紀』は初代天皇を美化しなかったのか 神武天皇は神話と歴史のつなぎ役 ほか)
第2章 もうひとりのハツクニシラス天皇(神武と崇神は本当に同一人物か ふたりを重ねればひとりの初代王に? ほか)
第3章 祟るヤマトタケル(ヤマトタケルは本当に実在しなかったのか ヤマトタケルを巡る諸説 ほか)
第4章 神功皇后と武内宿禰の秘密(地方に残った伝説は無視できない 神功皇后は邪馬台国時代の人だった? ほか)
第5章 応神天皇と天日槍と脱解王の秘密(神功皇后に託宣を下したのはどの神か 応神天皇は住吉大神の子? ほか)
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