内容説明
品川のはずれにある岩場。湾深くに迷い込むサバが釣れるとの噂。忠兵衛はその岩場で、サバを何匹も釣り上げる白い髭を仙人のように伸ばした老人と出会った。図らずも老人の招きを受け、泊まることになった忠兵衛。真夜中、中庭で跪く侍に向かい、老人が声を荒げるのを聞いた。「その責めを負って倅は腹を切った。命を賭け、かの人を守るために死んだのだ。」思わぬ出会いがくらがりに落ちた事件に繋がっていく。
迷宮入り事件を扱う窓際同心の活躍を描く、シリーズ第十四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
123
くらがり同心裁許帳「釣り仙人」14巻。忠兵衛行きつけの一膳飯屋の主人五郎蔵さんが殺害されてしまってビックリです、くらがりの事件を解決する忠兵衛さん今回はくらがりに落とし込んで事件を解決しましたね、相手が大物の時には良いかな。2015/10/31
toshi
11
読む本が無くなってしまったので緊急調達した本。 取りあえず何でもよかったのでタイトルで選択。 シリーズは読メの感想で名前だけは知っていたけど読むのははじめて。 シリーズ途中で登場人物の関係が良くわからない。「はぐれ長屋」シリーズは毎回しつこく説明が入るのがちょっとうざいけど、たまたま読む人には助かってるんですね(笑)。 人物の背景が良くわからないことも有って、私にはイマイチでした。 悪役はとことん悪い人で、最初の方で想像した通り。 ストーリがちょっと浅い感じ。 2018/08/11
zuccalove
2
後味スッキリで面白かった。 シリーズの続きを読もう。2016/06/24
shokopan
0
登場人物が結構ボロッと呆気なく亡くなりますよね。“くらがり”という特性上、仕方ないのかな。五郎蔵の正体にはびっくりした。2011/02/06