目次
1 三角ロジックとは(なぜ論理的である必要があるのか;論理的とはどういうことか;「三角ロジック」とは何か)
2 三角ロジックを用いた授業(国語の授業に取り入れる;いろいろな教科で取り入れる;学校ぐるみで取り入れる)
3 三角ロジックで論述問題に強くなる(論述問題は難しくない;立場を決めて書く;資料を読み取って書く;三角ロジックで論述トレーニング)
著者等紹介
鶴田清司[ツルダセイジ]
都留文科大学教授(教育学博士)。全国大学国語教育学会常任理事(前理事長)、日本教育方法学会理事、日本国語教育学会理事、日本言語技術教育学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しじみ
4
三角ロジックを詳しく知りたくて読んでみた。トゥルミンの論証モデルを単純化したものであることや根拠と理由の違いなど、改めて勉強になった。意見を主張する時に根拠と理由のどちらかが欠けている生徒がよくいるので、まずは三角ロジックを基礎として確認させるのは有効だと思う。この次は、「三角ロジックでは足りない」という論調らしい本に進む予定。2021/02/28
よっちん
0
研究室2020/09/24
nako*beary
0
「考えの根拠を明確にしなさい」という指示に対して、根拠は書いてあるけど何か足りない…という原因が「理由づけ」の有無。そこを意識するだけで指導の仕方が変わって来ると思う。2020/04/15
にくきゅー
0
三角ロジック、授業で使いこなせてないなぁと思いながら読んだ。こういった技術の習熟を図るためには、他教科との連携が不可欠だと思った。国語科だけでは、時数が足りない。そこで、他教科、例えば、理科の実験のまとめや社会のまとめなどで使ってもらう。そうすることで、技術の習熟度が高まるだろうし、さまざまな場面で応用可能なものであることを子どもたちが実感しやすいと思う。2018/01/16