出版社内容情報
M大学の法学部教授・和泉は同僚の宗教学教授・松岡から、紀州・熊野行きの同行を依頼されるが(「還らざる棺」)。他2編収録。
内容説明
熊野那智、太地、龍神南紀に潜む、闇が呼ぶ大学教授の和泉とその妻・麻子―二人が出合う、三つの難事件。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京都北区生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て、1980年に『死者の木霊』でデビュー。1982年から作家専業となる。2008年、「第11回日本ミステリー文学大賞」を受賞。2018年3月13日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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中玉ケビン砂糖
59
著者没後の特装版ということで手に取ってみたが、コンセプチュアル、かつ異様に奇怪。(リゾート地のド定番といえば南紀白浜と言われていた頃)まとまった休みの取れた中年夫婦が慰労も兼ねて和歌山まで足を延ばすとそこで……と言うと「浅見光彦シリーズ」のようなトラベルミステリなのかなと思うがさにあらず。感覚的に表せば「重い」「濃い」「幻想的」といった感。大学生たちが「補陀落渡海」伝承を検証する最中での殺人。太地町では、捕鯨の是非と重なり合うように神出鬼没する、昔死んだはずの人間。安珍・清姫伝説の残る集落での怪奇現象。2021/12/03
ミーママ
52
図書館の本📚 浅見光彦ではなく、大学教授の夫婦が関わって解決するストーリーだった‼️ さっと読めた‼️ 2021-922021/08/05
ポチ
51
後に手が加えられ浅見光彦シリーズの長編作として発表された作品。浅見光彦は登場しなかったが、好きだったシリーズなので懐かしさを感じながら読了。2021/05/03
わさび
9
幽玄な雰囲気とどこか懐かしい感じがするストーリーの連作短編集。大学教授が図らずも事件の謎を解くけれど、犯人を捕まえるのではなく寄り添い、諭すような様子の終わりかたが好みだった。彼らはこれからどうするのか?と自分なりに想像するのも良しかなと。2021/12/16
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7
購入本/大学教授の和泉とその妻・朝子の二人が出会う、三つの難事件。内田康夫氏の原点とも言うべき、旅情、歴史、謎解きの醍醐味。後に浅見光彦シリーズの作品の原点とも言うべき短編集。大変面白く読ませて頂きました。 2021/05/26




