出版社内容情報
消費者金融の絶頂期を克明に描き、その後の凋落を予言した傑作経済小説。
内容説明
内部抗争に敗れた大手都市銀行元常務の大宮紘平は、系列のクレジット会社社長の座も追われようとしていた。かつては頭取候補と目され、カード業界に転じても拡大路線を展開、大宮旋風とまでいわれた男。その手腕に消費者金融最大手・富福のオーナー社長、里村栄一が目をつける―。消費者金融の伸張期と絶頂期、その暗部までも克明に描き出す傑作経済小説。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京生まれ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年に『虚構の城』で作家デビュー。その作品テーマは、経済界全般にわたり、綿密な取材に基づいた確かなデータを駆使して描いた数々の問題作、話題作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キヨスケ
1
久しぶりの高杉良氏の作品。 舞台となる消費者金融「富福」は、今は無き「武富士」がモデルらしいけど、「武富士」と言えばダンサーたちが踊るテレビCMが懐かしい。当時の日本では、まだダンスが一般的ではなかったので、結構な話題になってたかと思う。 しかし、主人公が好漢じゃないのは高杉さんの小説では珍しいのではないかな。 まぁ周りも変な人たちばかりなので、これでいいのかもしれない。 ところで、ここ最近は読みにくい本を読むことが多かったので、サクサク読めたことに何だか感動した。 それでは引き続き下巻を読んでいきます。2021/10/02
ゆうだいあん
1
久々の高杉良の企業小説。30年前の発行で古さを感じるもの企業モノとしては面白い。さて後半は消費者金融業界の歴史を垣間見れるのか期待。2017/07/25
かぷりん
1
消費者金融「武富士」の物語.初版は1984年に発行.30年以上も前に書かれたものだ. 最初は違和感があったが,タイトルが「欲望産業」…どんな欲望があるのか読み進めるうちに,サラ金オーナーの里村と雇われ社長の大宮にのめり込んでしまった. 寝る時間を惜しんであっという間に読了. 下巻がたのしみだ.2016/03/18
ぐっぴー
1
新刊コーナーにあったので新装版と知らず購入。 ちょっと時代が古いかなと思ったけど、どうしてどうして。 ほぼ一気読み、やっぱり、読ませるわ。下巻が楽しみ。2016/02/22
タカボー
0
久々にドキドキする。どこまでがリアルかわからないけど、オーナー企業において、こういうのは実際あると思う。20代とか30代で抜擢されて大金を手にすると狂信的になっていく。外部から来た優秀でまっとうな人も疎外して、結局は実力を発揮できないまま追い出してしまったり。このモデルになった企業は自分とも全く関係ないわけではなかったから、こんな会社だったのか、って今更思うとこもある。2017/10/14




