内容説明
近年は様々な形態のホテルが登場し、業界内の競争は熾烈を極めている。食品偽装のように利用客を“騙す”のは許されないが、どのホテルにも利益を確保するための工夫、“儲けのカラクリ”はある。それは超一流の高級ホテルも例外ではない。では、どうすればなるべく安く、賢く泊まれるのか？年間２００泊を超えるホテルジャーナリストが、一般利用者でもすぐに使えて役立つ知識を徹底指南。あくまでも“宿泊者目線”を貫いた画期的な一冊。
目次
第１章 ホテルサービスの限界
第２章 宿泊特化型ホテルの台頭
第３章 ホテルはコスパとコンセプトで選ぶ
第４章 “瀧澤流”ホテル予約術＆利用術
特集１ 人気宿泊特化型ホテルチェーン徹底比較
特集２ 全国のコスパとコンセプトに優れたホテル２０選
著者等紹介
瀧澤信秋［タキザワノブアキ］
ホテル評論家、Ａｌｌ Ａｂｏｕｔ国内ホテルガイド、ホテル専門情報メディアＨｏｔｅｌｅｒｓ（ホテラーズ）編集長、経営コンサルタント。長野県出身。経営コンサルタントの会社を運営しつつ、’０８年にはホテルライフ評論家としてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
18
ホテルにはとんとご無沙汰ですが、最近はこういう風になっていたのか、なんて楽しめました。ただ、ありがちな表題は、これが適切なんか、ちと疑問。 高価なとこでも、閑散期には半額以下のプランがあることも！ 宿泊サイトで目星を付けたら、そのホテルのページも見にいってみる。→よりよいプランがあるかも！ 宿泊特化型では朝食サービス(無料)も多いけど、夕飯まで出してくれるところも！、等など。 でも、一番のヒットは、著者の今年のミッション「2014年365日365ホテル」!! 今日はどこのホテルに泊まっているのかな。2014/09/03
ひろ☆
14
ホテル評論家。当たり前のことが仰々しく書かれているだけで、参考にならなかった。コストとサービスのバランスをいかに取るか。あとは人。2014/07/18
さとむ
12
利用者にとって、価格競争やサービス合戦は大歓迎かもしれないけど、ホテル側はしんどいだろうなと思う。本書でも紹介されていたような執拗なクレームやマナー違反は日常茶飯事では。「おもてなし」という言葉の裏にある実態はどうか。労働量、待遇面で契約社員やアルバイトをも含めたスタッフにしわ寄せがなければいいけれど…。2014/04/29
東隆斎洒落
8
14.7.12◆「ホテル評論家」による、ホテルの類型化とサービスの違い、予約術・活用術が利用者目線で評されている。◆ホテルを６種類、外資系ラグジュアリー、デラックス、旧態型シティ、コンセプト、宿泊特化型、旧態型ビジネスに分類。馴染みのある、シティホテルとビジネスホテルが旧態型と呼ばれるのが印象的で業界進化を感じる。◆どの種類であれ共通点は「清潔感」であること、逆に種類別に、従業員の教育・訓練される内容や労働環境が全く異なることに気付かされる。◆後段の寝具、スリッパ、仕事環境、無料朝食のランキングは参考に。2014/07/12
bb
7
地方出張の安ビジホからブライダル利用の高級ホテルまで、はたまたゲストハウスにラブホテルと、色んな業態を一目で俯瞰した気になれるのがよかった。じゃっかん気になる評価の非客観性は、プロ意識への信用で担保といったところか。これを参考にちょっと気をつければ、「安かろう悪かろう」だったのがこれから快適に選べそう。著者のプロ意識に期待して、本書の海外バージョンとか、利用者目線でなく従業者目線でホテル業界の裏側を論じた本とかも読んでみたいな。ずれたタイトルの責任は編集者にあるのでは？2015/03/26
