銀座Hanako物語―バブルを駆けた雑誌の2000日

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銀座Hanako物語―バブルを駆けた雑誌の2000日

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314011143
  • NDC分類 051
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ブランドバッグにスイーツ……幾多のブームを生んだ雑誌の創刊からの5年間を、当時の編集長がいきいきと描いた貴重な時代証言。

1988年6月,日本初の女性を対象とするリージョナルマガジン『Hanako』が誕生した。読者を首都圏在住の27歳女性に位置づけたこの週刊誌の編集スタッフはほとんどが年若い女性たち,86年には均等法が施行され,世はバブルの好景気にわいていた。ブランドバッグにスイーツ…幾多のブームを生んだ雑誌の創刊期を当時の編集長がいきいきと描いた貴重な時代証言。

プロローグ 

1 『Hanako』前史
銀座のバーで飲みたい・裕次郎に会いたい 
ジョーヤの食べ物日記
社内休業宣言が明けて
隠し持っていたエース
シャボン玉の泡の日々
編集部に男はいらない! 
パソコン導入以前のレイアウトは名人芸

2 日本初の女性向けリージョナル・マガジンいよいよ創刊!
ふたりの魔女
四者四様のマンガ連載とイラストレーター神話
かんずり特集の窮地を救った、1頁の「東京最新パン情報」
新卒女子のコピー力 
キャリアとケッコンだけじゃ、いや。
海外ブランドものと街ガイドが企画の柱に
連載終了の代償にキノコ荒行
酒の力で乗り越えて
ボジョレー・ヌーボー解禁に集まった800人の丸の内OL
みそ汁を飲んだエルメス・バッグ
取材不可なら自腹で買います!

3 女たちのキャリアとケッコン
シャネル社の辣腕女性、華麗なる三段飛び
プレス――美しき職能集団の誕生
最優秀プレスはエルメスの顔
王族クラースを迎える聖なる広報
日本を脱出する女たち――外国に住みたいあなたへ
相手以外は現地調達! 憧れの海外ウェディング
貯蓄はゲーム、自分の力でお金持ちになる時代です。

4 Hanako現象の表と裏
美食霊にとり憑かれ
第二回おぞま式大宴会と花魁ショー
イタリアン・デザートの新女王、ティラミスの緊急大情報
シャネルからの卒業免状
ブランドとスイーツだけじゃない! 『Hanako』発のブーム
未発掘のすごいダイヤモンド
Hanakoの店――銀座特集号を三万部以上売ったある書店
ハナコ族に世界も注目

エピローグ 

【編集者からのコメント】
●椎根 和さん×速水健朗さんトークイベント開催
『銀座Hanako物語』刊行記念
~1988年創刊日本初女性向けリージョナルマガジン『Hanako』がもたらしたものとは~

ブランドバッグにティファニーのオープンハート、ティラミスを筆頭とするスイーツ…幾多のブームを生んだ『Hanako』の創刊はバブルさなかの1988年、読者対象は首都圏在住の27歳女性だった。

女性総合職の登場で可処分所得も増加、円高で海外旅行も当たり前になり、女性たちのキャリア観やケッコン観は『Hanako』を境に大きく変わっていく。男女雇用機会均等法以後の女性の社会進出と消費をリードし、新米女子編集者たちが活躍した『Hanako』が現在にもたらしたものとは。

日時|2014年6月5日(木)午後7時~
会場|西武池袋本店別館8階 池袋コミュニティ・カレッジ 4番教室
参加チケット|1,000円(税込)
チケット販売|西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
ご予約・お問合せ|リブロ池袋本店 03-5949-2910

詳しくはこちらから、http://www.libro.jp/news/archive/004091.php

【プロフィール】
速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年石川県生まれ。ライター、編集者。コンピュータ誌『週刊アスキー』の編集者を経て、現在はフリーランスとして活動中。主な活動分野は、メディア論、都市論、消費社会研究、団地研究など。著書に『フード左翼とフード右翼――食で分断される日本人』『1995年』『都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代』 『ケータイ小説的。―― "再ヤンキー化"時代の少女たち』 ほかがある。

●バブル期に旺盛に働いた女性たちの人脈記としても超一流の面白さ」(『朝日新聞』5/4)
「雑誌好きとしては、Hanakoの快進撃の様子を読むと、わくわくしてくる」(酒井順子氏『週刊文春』5/22号)、『日経MJ』(3/28)、『日本経済新聞』(4/6)、『読売新聞』『東京新聞』(4/20)、『婦人公論』(5/22)『サンデー毎日』(6/8)、『本の雑誌』6月号、『装苑』7月号など、各紙誌で続々と紹介!

【著者紹介】
椎根 和(しいね やまと):1942年福島県生まれ。早稲田大学第2商学部卒業後、『婦人生活』編集者に。その後、平凡出版(現マガジンハウス)で、『平凡パンチ』『アンアン』の編集に携わり、講談社開発室、『日刊ゲンダイ』を経て、以後、『POPEYE』チーフディレクター、『週刊平凡』編集長、『Olive』『Hanako』『Comic アレ!』『relax』『LIKE A POOL』などの創刊編集長を歴任。これまで関わった雑誌は11誌に及ぶ。著書に、『平凡パンチの三島由紀夫』『POPYE物語』『オーラな人々』『フクシマの王子さま』、荒井良二との共作絵本に『ウリンボー』がある。

内容説明

「キャリアとケッコンだけじゃ、いや。」1988年6月創刊、対象読者は首都圏在住の27歳女性だった。世はバブル、欲ばりな女たちが、欲ばりな女たちのためにつくった雑誌はブランドブームに火をつけ、スイーツの爆発的な流行を生んだ。創刊からの5年半を、編集長がいきいきと物語る。

目次

1 『Hanako』前史(銀座のバーで飲みたい・裕次郎に会いたい;ジョーヤの食べもの日記 ほか)
2 日本初の女性向けリージョナルマガジンいよいよ創刊!(ふたりの魔女;四者四様のマンガ連載とイラストレーター神話 ほか)
3 女たちのキャリアとケッコン(シャネル社の辣腕女性、華麗なる三段飛び;プレス―美しき職能集団の誕生 ほか)
4 Hanako現象の表と裏(美食霊にとり憑かれ;第二回おぞま式大宴会と花魁ショー ほか)

著者等紹介

椎根和[シイネヤマト]
1942年福島県生まれ。早稲田大学第2商学部卒業後、『婦人生活』編集者に。その後、平凡出版(現マガジンハウス)で、『平凡パンチ』『アンアン』の編集に携わり、講談社開発室、『日刊ゲンダイ』を経て、以後、『POPEYE』チーフディレクター、『週刊平凡』編集長、『Olive』『Hanako』『Comicアレ!』『relax』『LIKE A POOL』などの創刊編集長を歴任。関わった雑誌は11誌に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

10
Hanakoが教文館で大々的に売られてた時にその前を通り過ぎた記憶が。あれは貴重な歴史のヒトコマだったのか!海外ブランドとの丁々発止のやり取り、それは勢いを感じさせるものだけどその動力源がバブルの経済力ならば同じものを手にする機会はもうないのかも。なんか明治の鹿鳴館みたいだね。フリーターの定義が「いつも外国に行ってる裕福で知的な女性」というのが象徴的か。その夢の残骸のせいで人生の迷子になっている人も少なからずなのだろう。2014/06/22

akinbo511

9
雑誌Hanako創刊当時からの数年間の編集部物語。個性的な人がたくさんいて、超多忙で...と雑誌業界の驚きの一面をのぞいた気分。Hanakoは、そんなに読んでいたわけではないけれど、自分にとっては学生時代から社会人になる時期で、当時を振り返る本として読んでもおもしろい。ただ、著者が椎根さんなのに、椎根さんのことを第3者目線で描く文章であることが理解できず、入り込むのに時間がかかったのが残念。 2014/04/27

nizimasu

8
今では「HANOKO族」なんて言うと何のことですかという感じですが、それほど10代の時期に読んだハナコの全盛期は、まばゆいばかりだった。ケンドーンの表紙に地域のグルメ情報にブランド…。まさにバブルの時代に昭和元禄のごとく輝いていた雑誌の初代編集長がまとめた回顧録。当時の風俗を知る上でも、あの時代の伊吹を感じることもできる。また、編集部員のそれぞれのエピソードを読むと、まるで働きマンのような感じもありつつ、懐かしい回想記。今となっては93年に編集長を交代するとは時代に寄り添っていた人物の現場報告としても秀逸2014/11/03

ジュースの素

4
編集長を務めた椎根氏が書く バブル期のこの雑誌。まぁ何というかバブルだったなぁと改めて思う。 イケイケどんどんで、初任給も破格。毎号毎号 奇抜とも言える企画を立て、海外取材もガンガン行って決行した勢いある時代が懐かしい。 ブランドもの、レストラン、旅行・・・。 あの時代だから出来たんだなぁ。あの時 名を馳せた女性ら 今はどうしてるんだろう。2015/04/30

ぷくこ

3
『Hanako』創刊の1988年から1993年の間に編集長を務めた著者による回顧録。バブルどんぴしゃりの時代に、結果的にその狂乱を煽るような存在となった雑誌に関わる人々の話が、これまた強烈に個性的で面白い。もちろんバブル期という今では考えられない景気の良さゆえのエピソードばかりなのだが、前例のないことを次々とやってのけた姿は素直にすごいなと思う。特に編集部や外資系ブランドのプレスの女性たちのパワフルさは読んでいて痛快。2014/09/23

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