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『イデオロギーとしての日本文化論 増補新版』
ハルミ・ベフ【著】 思想の科学社(1997-06-20出版) ISBN:4783600899
いわゆる日本人論・日本文化論を徹底批判した先駆的作業の増補版。筆者のこの分野における最新の英文著は
Hegemony of Homogeneity (Trans Pacific Press, 2003)。ロサンゼルス生まれで、少年期を日本で暮らした筆者は、日本の社会・文化を最も深く知る在米人類学者のひとり。
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『戦争の記憶―日本人とドイツ人』
イアン・ブルマ【著】、石井信平【訳】 筑摩書房(2003-07-09出版) ISBN:4480087788
日本とドイツの現場を歩きながら書かれた。加害者として裁かれた二つの社会が、戦後どのように過去と向かい合ってきたかを比較検証する。これまで広く指摘されてきた相違点と共に、類似性や共通点にも目を向けた書。
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『日本の歴史 第25巻「日本はどこへ行くのか」』
キャロル・グラック、姜尚中、テッサ・モーリス=スズキ【著】 講談社(2003-01-10出版) ISBN:4062689251
日本史の内外の専門家が力を合わせて書き上げた一冊。ハリー・ハルトゥーニアン、テッサ・モーリス=スズキ、タカシ・フジタニなども参加して、実体として存在すると信じられてきた「日本」という神話を解体する試み。
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『アメリカ帝国の悲劇』
チャルマーズ・ジョンソン【著】、村上和久【訳】 文藝春秋(2004-09-15出版) ISBN:4163663304
アメリカでの同時テロ事件以前に、その発生を予見するかのように書かれた米国衰亡論。中国大陸、朝鮮半島はもちろん、アジアにおけるアメリカの政策を批判しつつ、日本については、沖縄という周縁や日米の経済関係を活写する。1980年代に『通産省と日本の奇跡』を著し、日本資本主義を知り抜いた著者による国際関係論。
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『辺境から眺める―アイヌが経験する近代』
テッサ・モーリス=鈴木【著】、大川正彦【訳】 みすず書房(2000-07-18出版) ISBN:4622030896
『自由を耐え忍ぶ』(岩波書店)『批判的想像力のために』(平凡社)などを次々に著し、日本の論壇でも活躍している筆者の国民国家論。日本国家がアイヌにどのような「近代」を押しつけてきたかを、先住民の視座から析出する。
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『新しい日本語教育のために』
ネウストプニー・イリー・ヴァツラフ【著】 大修館書店(1995-06-20出版) ISBN:4469221082
日本語教育の第一人者として評判高い筆者のパラダイムをまとめた。『外国人とのコミュニケーション』(岩波新書)などの視点をさらに発展させて、日本語教育の最前線に、強力な理論的枠組みを提供する。
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『日本の高等教育政策―決定のメカニズム』
T.J.ペンペル【著】、橋本鉱市【訳】 玉川大学出版部(2004-06-30出版) ISBN:4472403072
戦後の日本の大学政策形成過程を、陣営対立型、漸増主義型、圧力団体型の三つのタイプにまとめ、その結果を追跡した。目下進行中の大学改革の背景を考察するためにも、さまざまな示唆を与える書。
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『旅する帽子―小説ラフカディオ・ハーン』
ロジャー・パルバース【著】、上杉隼人【訳】 講談社(2000-03-21出版)
ISBN:4062099845
(版元品切)
社会科学の学術書ではないが、小説という形をとって、「どの国をも代表しない人間にとっての日本」という興味深い現代的主題を追及する。日本という場所に流れ着いた明治のヨーロッパ人の日本観を追いながら、米国、欧州、豪州などを経て、日本に居を定めた筆者の日常との二重写しがおもしろい。
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『踊る帝国主義−宝塚をめぐるセクシュアルポリティクスと大衆文化』
ジェニファー・ロバートソン【著】、堀千恵子【訳】 現代書館(2000-10-25出版) ISBN:4768467733
気鋭の人類学者による、宝塚歌劇という大衆文化の異色分析。女性が男性に扮する異性装を根幹とする世界でもまれな女性ばかりの歌劇団のイデオロギーが、家夫長制、ナショナリズム、ジェンダー、海外進出とどのようなつながりを持ってきたかを、克明に解き明かす。
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