内容説明
国際的な技術交流を隠れ蓑に人身売買を行なう人材派遣組織ITWCに潜入していたD1リーダー周藤が消息を絶った。消えた現場には大量の弾痕と血痕が……。
自分の身に何かあったときにはチームの解散を命じていた周藤。だが、残されたメンバーはリーダー救出のため結束し、立ち上がった。
折りしもITWC調査のために来日していた英国M15の元諜報員マリアと遭遇、D1は彼女とともに極悪組織の壊滅に乗り出した!
未曾有の巨大犯罪との死闘を描くシリーズ最高傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
59
下巻では更に人がどんどん殺されていきます。しかし主人公の暗殺部の面々は、誰一人傷つくこともなく、敵をバタバタと倒していきます!そして最後はハッピーエンド。ほぼワンパターンの展開ですが、そこが矢月作品の良いところ。2019/02/01
きさらぎ
43
やっと続きを読むことができた!上巻と変わらぬ容赦ない殺戮。これが矢月作品だ!!スナイパーと周藤の戦いにシビレた。2018/06/22
み
25
ど派手なドンパチでした^^;この作家さんらしさ全開。マネーロンダリングの人間バージョン、実際あるのかな?2018/09/08
ハゲおやじ
20
こういうの好きだなぁ~。荒唐無稽なアクション映画を観ている様で 読後の重さも無く スカッと出来て 私には合っている。今回は、上巻下巻で長い話だったけど 終盤は ちょっと駆け足だった様な気が…。今までの脇坂の悪行と残虐さを考えたら、もう少し脇坂を 長く痛めつけて欲しかった。マリアおばさんって これからも絡んでくると面白いのになぁ って勝手に思うけど 無いよね。今回の最大の謎は、なぜ下巻が こんなに遅くなったのか?だね。大人の事情って奴かな?2018/06/07
米倉 涼子
18
★★☆☆☆読んだ中で過去最大級に人が死んだような気がする。ただ、重火器を多用しないので派手さはないけど、とにかくすんげえ死んだね。脇阪もあっけなく死んだし、脇阪を支える影の部隊もスナイパーくらいで拍子抜け。思わせぶりにで出てきた金髪マダムは、ほぼ活躍の機会がなく悪の国際組織はあっという間に瓦解。暗殺部はたいしてピンチにもならずハッピーエンド。まあこんなもんでしょ。深く考えちゃいけないことは分かってるけど、ミステリー好きには納得できる作品群ではない事が深く刻み込まれたかな。これにて矢月ワールドは終幕とする!2020/03/24