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内容説明
1950年。池田は“中小企業発言”により不信任案を提出された。政治生命の危機に思い出したのは、若き日の壮絶な闘病生活とそれをともにした女性のことだった。「時は来た。今こそGHQ(ゴーホームクイックリー)だ」吉田の密命を帯び、池田は渡米。アメリカ本国と直接講和の下交渉に臨む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テーブルジョークの得意な寺
50
マンガ池田勇人伝3巻。2巻を読んでから随分間が開いたのだが、かなり面白く読んだ。1巻が戦後からスタートした為、この3巻で池田勇人の過去の悲話が語られる。幸せ絶頂の新婚生活の最中、突如池田を襲う難病・落葉状天疱瘡。献身的に看病する愛妻の若すぎる死。絶望の中での帰郷と家族の愛。不幸の中で光るもの。そしてこの3巻の目玉は日本の講和プロジェクト。吉田茂の密命を帯びた池田は白洲次郎と宮沢喜一を連れて渡米。米ソ冷戦の中で企む日本独立。ワクワクした。マッカーサーや「電力の鬼」松永安左エ門等の良いキャラも登場。お薦め。2017/03/21
緋莢
12
「中小企業経営者は自殺してもかまわない」自分の真意とは別の発言を記事にされ、国会で総攻撃をくらう池田。間違った事はしていない、と頭を下げる事を拒否する池田だが、不信任案を提出されてしまい・・・2016/12/11
highig
8
( ^ω^)1950年、遂に日本は講和に向けて動き出す。米ソの角逐が深まる世界情勢の中、池田は吉田の密命を帯び、講和条約打診の為に渡米する。随員は二名。吉田の懐刀である白洲次郎、そしてその英語力が高く評価されていた後の総理大臣宮澤喜一である。日本の占領政策に対して、アメリカ国務省と国防総省は異なる見解を有していた。占領費用の過大な負担に懸念を抱く国務省は早期独立を、国防総省はソ連封じ込めというアメリカの世界戦略遂行の為に断固として占領の継続をと主張していた。そこで両者の希望に添い、日本の独立を果たす為に、2017/03/21
ツキノ
6
読み終えてはぁぁ~とようやく息をつくようなおもしろさ。巻末の「戦後日本政治実像訪問」第一回は小沢一郎インタビュー。2016/11/22
Gimmikc
4
みんな超一流すぎるだろ…。舌禍については現代も似た手口で仕立てられるが、メディアの選択肢が少ない昔はダイレクトに影響しそう。そして、次巻ではあの言葉が…。楽しみです。2016/11/29