講談社タイガ<br> パノラマ島美談

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講談社タイガ
パノラマ島美談

  • ISBN:9784062940498

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内容説明

美少年探偵団、五泊六日の冬期合宿。行き先は、指輪学園を追放された元教師にして芸術家・永久井こわ子が隠れ暮らす無人島――野良間島。島にはこわ子がみずから製作した、鳥の名を冠する五つの館があり、それぞれに『見えない絵』が展示されているというのだ。滞在中にすべての絵を観賞するため、探偵団団員は個別行動を余儀なくされる。世にも美しい「館」を描くシリーズ第五作!

目次

パノラマ島美談
曲線どうか?
白髪美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

59
永久井こわ子さん結構好き。2016/11/30

Ame

56
ようやくわかった。なぜこのシリーズを買い続けてしまうのか。それは、毎回ちょっと物足りないからだ(断言)。本は薄いしキャラの掘り下げは表面的、肝心の謎かけは奇抜で興味を引かれるのに頁数の問題か推理は(閃きという荒技で)一瞬で終わってしまう。けれど西尾節で語られる言葉遊びや登場人物たちの軽快な掛け合いはとても面白いのでもっと先が読みたくなり、そこへきて間髪開けず次巻が発行される。今回買って良かったと思えた点はただ一つ、天才君が眉美のことをまゆと呼んだこと。もうそれだけでいままでの物足りなさが全て報われた。2016/12/20

シータ

54
今回の見えない絵の謎解きは中々面白かった。五つの館にそれぞれ見えない絵が展示されて、探偵団のメンバーが個別に探しにいくのですが、眉美と創作との絡みが新鮮でしたな。創作が喋りましたよ!あと永久井こわ子先生の「地水火風木、すべてがわたしのアートを際立たせるための装置でしかない」って言葉に鳥肌立った。2017/05/07

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

54
とうとう表紙に眉美登場。紫か。シリーズ3作目の屋根裏の美少年で登場した、元美術教師・現在目下指名手配中の永久井こわ子先生……前巻ラストでも思ったがまさか再登場するとはね〜。天才、孤島、ときたら、赤神イリアの天才サロンを思い浮かべたが別物でしたね(てへ) 初っ端から先生に「むかつくキャラで通してるんだね」と言わしめた美観の眉美(ナチュラル男装)と、美少年探偵団メンバーたちが挑むのは、無人島の五つの美術館にそれぞれ一枚展示されている、こわ子先生の作品。ていうかそれ見つけないとヘリ奪われて帰れない?事態。2016/10/20

佐島楓

53
このシリーズは謎の部分より、人間関係に注目して読んでいる。眉美ちゃんはもう完全に欠かすことのできない「団員」になっているのがよくわかる巻だった。掟上さんがちょっとだけ出てくる短篇も収録され、そちらのシリーズも読みたくなった。2016/10/30

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