ハヤカワ文庫NF<br> 大日本帝国の興亡〔新版〕2──昇る太陽

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ハヤカワ文庫NF
大日本帝国の興亡〔新版〕2──昇る太陽

  • 著者名:ジョントーランド【著】/毎日新聞社【訳】
  • 価格 ¥1,364(本体¥1,240)
  • 早川書房(2015/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150504359

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内容説明

〔昇る太陽〕一九四一年一二月八日、日本軍は真珠湾への奇襲攻撃に成功、太平洋戦争の火蓋が切って落とされた。マレー沖海戦、シンガポール陥落、フィリピン上陸と快進撃を続け、日本軍は勝利に沸き返る。だがアメリカは着々と反撃態勢を整え、一九四二年六月、ミッドウェー海戦で形勢は一変する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

62
第2巻は開戦の決定からミッドウェー海戦まで。アメリカ人の著者らしく多くのページが割かれているのが真珠湾とルソン島の戦いで、前者については前巻から続くスパイの活動が興味深かった。後者に関しては特にバターン「死の行進」に関連して、辻政信がその人種主義的思想から、本間雅晴の名をかたった偽命令書で捕虜(フィリピン人を含む)の虐殺を命じたことが結構詳細に書かれており衝撃的。本間は死の行進で死刑となった(脚注である種のスケープゴートという位置づけで詳述)のに対し、辻が戦犯となるのを逃れたことにも触れられている。2022/07/11

てんちゃん

30
冒頭は冗長で読みづらくもあったが、真珠湾奇襲からミッドウェー海戦までの半年間の記述は物語のように生き生きと描かれていて飽きることなく読めた。日米の戦闘の視点だけでなく、他国の首相やスパイ、現地人など様々な視点から大戦の様子が描かれている。しかし日本軍の内部事情といったら…。仲間や部下を信頼し大切にしない国が他国の人々の人権を守れるはずがない。日本は負けるべくして負けたと思ってしまう。もちろん高邁な理想をかかげた者や人間味溢れる良い日本人もたくさんいたのだけど…。歴史って無情だ。2017/01/08

けやき

27
太平洋戦争のノンフィクション。二巻は真珠湾攻撃の開始からミッドウェー海戦まで。2016/07/24

わたなべよしお

13
ミッドウェイ海戦。ついに分水嶺までたどり着きました。しかし、ミッドウェイ海戦があんな風に決まったなんて、結構、場当たり的というか。そんなものなのかねぇ・・・というより中心がなかったんだなぁ、日本には。2015/07/06

まると

12
第二巻は真珠湾攻撃からミッドウェー海戦まで。ここまで読んできて勉強になったのは、日米ともに外交経験が浅く開戦に至るまでは双方に誤解が多かったこと。太平洋戦争は欧州での戦局と切り離すことができず、米国が当初重きを置いていたのは対独戦だったこと。この戦争は潜在的に人種戦争の側面があったこと、そして戦争はやはり情報戦なのだということ。それにしても、捕虜に寛大だった本間雅晴が戦後すぐに捕虜殺害の戦犯として処刑され、許しがたい重要戦犯のはずの辻政信が戦後に逃亡・潜伏して生き長らえるとは。何とも理不尽でやりきれない。2019/09/12

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