内容説明
深川の甘味屋・笑福堂の十兵衛と遥香が、偽りの夫婦となって二年半。お互いを想う気持ちはあるものの、実は御国御前である遥香への遠慮が邪魔をして、十兵衛は一歩踏み出せずにいた。そんな折、草餅好きな常連客・土方歳三は京に上る予定を前に、遥香への想いを果たす決意をして……。わけあり菓子匠がかりそめの妻子を護る痛快時代小説、いよいよ最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
107
甘味屋十兵衛子守り剣「はなむけ草餅」5巻。大団円で終わりましたね、土方さんが出てくるのにはビックリしましたがちょっと中途半端だったかな、それと最後の結末はあっさりしたようですが、まずはめでたしめでたしです。2016/03/03
ううち
9
お客さんとして有名なあの方が出てきたので、これから新たなる展開があるのかと思っていたら…まさかの最終巻!(ここのところシリーズ最終巻ばかり読んでいる気がしてきた…)お菓子作りはもちろん智音ちゃんの成長や、夜叉姫様こと美織ちゃんの想いも読んでいて楽しいシリーズでした。良いラストだったと思います。2014/08/20
まはな
6
(図書館)実在の人物がでてきて話が広がるかと思いきやすぐに終わってしまった。そしてわらわらと問題解決。で、終わり。ええっ?もう?という感じ。ハッピーエンドは良かったけど、立場的に娘はあれでいいのかい?という感じはした。もう1冊分くらい平和な日々の話が合ってもよかったと思う。2014/12/06
nyanlay
5
シリーズ5作目で最終巻。今回は波が少なく、まとめ過ぎな感が。何だかもったいなく感じました。和菓子もまだまだ種類があるのだから、もっと惰性で引き伸ばしても釣られて読んだのに。2017/08/01
こうよし
2
なんかを引き伸ばさないといけない理由でもあったのだろうかと思うほど無駄に思える部分が。新撰組の下りは必要ない上に、正良とのくだりはあっさりしすぎ。大団円でよかったけどもっとここをという部分がおおい2015/04/03