文春文庫<br> 千両花嫁 - とびきり屋見立て帖

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文春文庫
千両花嫁 - とびきり屋見立て帖

  • 著者名:山本兼一
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167735036
  • NDC分類:913.6

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内容説明

京で屈指の茶道具屋の娘・ゆずと奉公人の真之介は、駆け落ち同然で夫婦となり、道具屋「とびきり屋」を三条木屋町に開く。そこでは近藤や芹沢、龍馬がお客にやって来ては、騒動が起こり……。混乱する幕末の京を舞台に、“見立て”と“度胸”で難題を乗り切ってゆく夫婦を描く「はんなり」系痛快時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

122
老舗の茶道具屋の娘と奉公人の駆け落ち。そんな二人がお互いに協力し合って自分たちの開いた道具屋をもりたてていくほほえましい話にほっこり。高杉晋作、勝海舟、坂本龍馬、武市半平太、岡田以蔵、近藤勇、芹沢鴨、土方歳三など歴史上実在した人物を登場させ虚実をブレンドして編み上げた物語は楽しい。どうやら著者も新撰組にはあまり良い感情を持っていらっしゃらない様子。私もまったく同感でございます。シリーズになっており『ええもんひとつ』『赤絵そうめん』『利休の茶杓』と第四弾まで発売されている様子。当然追いかけまする。2016/05/15

遥かなる想い

113
幕末の京商人の心意気を描いた短編集である。 幕末の英雄たちが さりげなく登場するのが、 楽しい。真之介とゆずの夫婦の度胸の良さが 心地よく 心和む。 道具と人を目利きして 幕末の京の風景を描く…ほんのりとした時代小説だった。2022/08/28

とし

94
とびきり屋見立て帖「千両花嫁」1巻。老舗茶道具屋の娘ゆずと、奉公人の真之助と駆け落ち同然で夫婦になり道具屋「とびきり屋」を度胸・見立で難儀を乗り切っていく物語。舞台が京都幕末良いですね~、近藤勇・芹沢鴨・坂本龍馬、勝海舟・高杉晋作・人斬り以蔵幕末の有名人が脇役?で登場良いですね~。京言葉と本音と建前を使い分ける気質がいいですね~次巻も早く読みます。 2014/09/20

文庫フリーク@灯れ松明の火

90
舞台は幕末・京の町。駈け落ちもどきの若夫婦、商うは新装開店『とびきり屋』現代で云えば古物商。書画骨董はもちろん観相・人物まで目利き致します。関わるお客さまは新撰組から竜馬、高杉晋作始め豪華幕末有名人。私の既読は硬派エンタメ歴史時代小説の山本兼一さん。不器用なれど秘めたる度胸・皿ねぶりな主従が織り成す物語は表紙通りのほっこり・はんなりの読み易さ。僭越ですが作家としての幅の広がりと見立てます。初の山本兼一さん本としておすすめかも。この作品から『利休にたずねよ』『いっしん虎徹』に進まれる方多いと嬉しいな。2011/04/06

じいじ

80
「千両花嫁」。 何はともあれ、この表題が読んでみたくなります。京で老舗の茶道具屋、親の決めた縁談を蹴って、見世の奉公人と駆落ちする頼もしい娘・ゆずが主人公。やがて、二人の汗水流しての努力が実って道具屋「とびきり屋」を開店することに…。この連作七話に、坂本龍馬・高杉晋作。近藤勇…など実在の名士が顔をだして一層の興味を掻き立てます。相思相愛の若夫婦「真さん・ゆずの奮闘記」は、京都弁の心地よさも伴って愉しい読書になりました。2024/03/09

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