内容説明
今や留学生問題の重要性はますます強く全世界に認識されるとともに、必然的にその便益や効果の実証的検証と評価が要請されつつある。1950年代以後半世紀の日本の留学生政策を分析し、さらに元日本留学生多数の追跡調査を通じ、日本および送出し国に対する「留学生効果」の具体的な検証を行った。
目次
第1章 日本の留学生政策の評価研究の目的と枠組み
第2章 日本と米国の留学生政策と留学生がもたらす経済便益の比較
第3章 インドネシアにおける日本の留学生政策の成果の分析
第4章 タイにおける日本の留学生政策の成果の分析
第5章 国費留学生と私費留学生の比較
第6章 留学生10万人計画前後の比較
第7章 日本留学の成果の促進・阻害要因に関する分析
第8章 日本の留学生政策の成果に関する考察と今後の政策への示唆
付録
著者等紹介
佐藤由利子[サトウユリコ]
東京大学教養学科国際関係論分科卒業。国際協力機構勤務を経て、東京工業大学留学生センター准教授。東京工業大学で学術博士号取得。東工大教育賞(優秀賞)受賞。独立行政法人日本学生支援機構客員研究員。留学生政策の評価・分析を専門とし、最近では、留学生受入れによる経済効果、入国管理政策・労働政策と留学生政策の連携、留学生受入れによる地方の活性化の研究などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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