自立と支援の社会学―阪神大震災とボランティア

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887139497
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C3036

内容説明

阪神大震災の下、ノーマライゼーションや共生の理念に反し、障害者は救済から阻害され「震災弱者」と化した。この状況下特筆すべき活動を行ってきた「被災地障害者センター」等の支援団体の活動を、障害者‐支援者‐周辺第三者の三者関係を焦点に調査・考察した本書は、社会学における相互行為論の具体的展開であるとともに、自助的自立の対極をなす「媒介を介しての自立」観を通じ、全ての自立と支援問題に対し大きな示唆となるに違いない。

目次

序章 自立と支援
第1章 自立支援のリアリティ
第2章 「出会い」の創出
第3章 自己レイベリングからの脱出
第4章 自己決定の相互性―アドボカシー再考
第5章 「支え合い」の技法―ミッションの再帰性
第6章 弱連結ネットワーク
第7章 「市民の共感」に向けて
第8章 行政との関係―対決ではなく内側から

著者等紹介

佐藤恵[サトウケイ]
1966年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員等を経て、2003年より桜美林大学国際学部専任講師、2007年より桜美林大学リベラルアーツ学群准教授。最近の研究テーマはボランティア/NPO、障害者支援、犯罪被害者支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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