内容説明
教育の現代化のためには、伝統に立脚しつつ伝統を超えねばならない―中国教育学会会長である著者が、古代中国文化の創造期から改革開放の現在に至るまで、教育の内容・制度の変遷を中心に精細な考察を行い、中国教育通史として執筆。あくまで「温故知新」すなわち歴史を顧みつつ現在を追究する精神に貫かれている。随所に閃く卓見が、特に結論の章において、単に中国に関する提言を超えて万人必読の教育観に凝結した労作。
目次
第1章 教育と文化
第2章 中国文化とその基本的特徴
第3章 中国伝統文化の類型、性質と基本精神
第4章 中国の教育伝統とその基本的特質
第5章 中国伝統文化の中国教育に対する影響
第6章 西洋の学問の東漸と中国教育の現代化
第7章 西洋教育制度と教育思想の中国教育に対する影響
第8章 中国におけるマルクス主義の伝播とマルクス主義教育思想の誕生
第9章 中国の教育におけるソ連の教育の影響
第10章 改革開放と教育思想の多元化
第11章 結論:中国教育の現代化の道を探る
著者等紹介
顧明遠[グミンユアン]
1929年、中国江蘇省江陰県生まれ。ソ連モスクワ国立レーニン師範学院教育学部卒業。北京師範大学教育系主任、外国教育研究所長、副学長、大学院院長、管理学院長、国務院学位委員会教育学評議グループ召集人、教育部小中学校教材検定委員会副主任、世界比較教育学会副会長などの要職を歴任。現在、教育学修士の専門学位の教育指導委員会主任、教育部社会科学委員会副主任、中国教育学会会長を務める
大塚豊[オオツカユタカ]
1951年、鳥取県生まれ。広島大学教育学部教育学科卒業、米国George Peabody教育大学(現Vanderbilt大学)大学院修士課程修了、広島大学大学院教育学研究科修士課程修了、同博士課程中退。博士(教育学)。比較教育学専攻。広島大学助手、国立教育研究所(現国立教育政策研究所)研究員・同主任研究官、広島大学・大学教育研究センター助教授・同教授、名古屋大学大学院国際開発研究科教授を経て、広島大学大学院教育学研究科教授。北京師範大学国際・比較教育研究所、華中科学技術大学、浙江大学教育学院の客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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