内容説明
阪神大震災のような破滅的惨害から、ゴミ問題のような日常的課題群まで、豊かさの追求がリスクを呼ぶ都市の諸相の分析を通じ、自滅か転換か、岐路に立つ現代文明を抉る。気鋭の執筆陣による新シリーズ第2弾。
目次
序章 都市と社会の論理―批判の営みとしての社会学と主体への問い
第1章 経営文明と都市社会―大量生産型企業の論理
第2章 都市生活の展開・変容とリスク―下層社会から中流社会への動きのなかで
第3章 豊かな生活と消費生活
第4章 都市づくりと公共性
第5章 都市生活と生活環境変動―ローカルな空間制御システム・再考
第6章 豊かさの代償―環境問題
第7章 ホームレスと豊かな社会
第8章 災害と都市―二一世紀・「地学的平穏の時代の終焉」を迎えた都市生活の危機
終章 都市社会のリスクとその変容―直近の生活危機から恒常的な不安の沈潜化へ
著者等紹介
藤田弘夫[フジタヒロオ]
1947年生まれ。慶応義塾大学文学部教授。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士社会学
浦野正樹[ウラノマサキ]
1950年生まれ。早稲田大学文学部教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
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