内容説明
“魔王”オーフェンの活躍により、キエサルヒマ大陸からの刺客は退けられた。しかし、ラポワント市の被った損害は大きく、魔術士たちは社会からの糾弾を受ける。一方、マジクは大陸の果てで、宿敵であるヴァンパイアと対峙していた。二人の交渉が決裂し、“死の教主”が宣戦布告をすると同時、大陸上空を巨大な黒い“結界”が貫く。“結界”の中心となったのは、ローグタウンのフィンランディ邸だった。完全に外界と隔絶され、取り残されたマヨールとラチェットは脱出の道を模索する。“戦術騎士団”、“リベレーター”、“キエサルヒマ魔術士同盟”、“アーバンラマの三魔女”、そして、“魔王スウェーデンボリー”。複雑に絡み合う状況の中、神託を下されるオーフェンの行方は?分かたれた世界で、それぞれの選択が試される。流転の物語。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユカ
31
イザベラ先生……涙。そして世界図塔にまた入れるとは。今回はローグタウン村に閉じ込められた若者たちが大活躍して、フレッシュなおもしろさがありました。やるなマヨール。ラポワント市や港ではマギー三姉妹も出てきてうれしい。魔王の娘の三姉妹もステキだ! 物語はまだまだ落ち着かず、続く続く。でもこの巻が一番夢中になった気がする。大人も子どももかっこいいけど、戦争が続くのはやだな。2015/04/09
gentleyellow
3
どんどん難解になっていく。オーフェンペディア必須。2015/03/30
kei
2
高校生から読んでいた。今シリーズのは高いけど社会人だから買えます。ジェイコブスは変なやつだけど、良い悪役でした。暗黒舞踏会笑前作同様変わり続けることがテーマかな。私もまた学生にチェンジします…2013/03/16
あき
2
切れ者のコンスタンス・・・?しっちゃかめっちゃかな状況。総力戦だ。白魔術とか魔法文字とかも出し惜しみなし。次がラストらしい。2013/03/02
ざっくば
1
活躍描写なく逝ってしまった人がいて衝撃。旧シリーズがかなり噛んできているな~。うろ覚えなのでもう一度読み直したい。旧シリーズのシリアスもおバカも全部ひっくるめて踏み台にして今がある。 2013/04/21