内容説明
技術論と人材論という二つの視座から国民の安全を具体的に見つめていく実践的試論。原子力界を研究対象とする唯一無二のフィールドノート。
目次
第1章 一九九八~一九九九年(売れる前の体験を懺悔の気持ちを込めて;遺言のつもりで世の中に残して置きたいこと ほか)
第2章 二〇〇〇年(行政側と電力会社は高経年炉と呼ぶ;新聞記者は取材で知り合った人とのつながりが唯一の財産 ほか)
第3章 二〇〇一年(会計検査院の山陽新幹線に対する現状分析;各委員に送ったメッセージの要約 ほか)
第4章 二〇〇二年(老朽炉に新たな非破壊検査法を導入;なぜ車の混雑する退勤時に大型トレーラーを移動しなければならないのか ほか)
第5章 二〇〇三年(研究仲間へのメッセージ;デービスベッセ原発及びサウステキサス原発のトラブル事例と米国式運転管理法の盲点と限界 ほか)
第6章 二〇〇四年(小林啓祐著『原子炉物理』の感想(2)
J‐PARC建設現場の印象 ほか)
著者等紹介
桜井淳[サクライキヨシ]
1946年群馬県に生まれる。東京理科大学理学研究科物理学専攻課程修了。同大学理学博士。東京大学総合文化研究科広域科学専攻在籍。専攻―物理学・安全論・技術論・科学技術社会論。現在―物理学者・技術評論家・哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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