内容説明
横歩取りの基本的な攻め筋からプロの実戦でも数多く指されている最新形まで、次の一手形式で網羅しました。初めて横歩取りを指す人だけでなく、横歩取りの定跡を覚え直したい方にもぴったりの一冊です。本書では専門用語や長い指し手を極力避けました。プロ同士の実戦で現れた難解な局面も要点を的確にまとめることで、初級~中級者の方でも横歩取り重要定跡の急所を理解できる一冊になっています。
目次
第1章 急戦編
第2章 後手3三角戦法 急戦編
第3章 後手3三角戦法 持久戦編
著者等紹介
長岡裕也[ナガオカユウヤ]
1985年8月18日生まれ。東京都八王子市出身。1997年6級で故米長邦雄永世棋聖門。2001年、初段。2005年、四段。2010年五段。緻密な序盤研究に定評がある若手棋士。関東の若手棋士が集まり発足した「東竜門」のメンバーとして普及にも尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうそ
12
うわぁ〜☆すごぉ〜い!たーのし〜いヽ(´▽`)/空いた時間で横歩取りの復習。急戦は結構理解できてきたけど、持久戦は難解。歩と桂馬の使い方が特に難しい…まだまだ指し方が雑だけど、戦術の中では一番好き。今のところ、矢倉が最も勝率がいいけど、横歩取りでもっと勝てるようになりたい。他にも書籍ありそうだから、本書を頭に入れたらチャレンジしてみようと思う。頑張るお〜2017/02/13
かわうそ
12
横歩取り、激しくて怖いが基本的な狙いが勉強になった。歩を突くことで飛車の横効きを通したり、一時的な駒損から大駒の両取りを狙ったり、桂馬を使った攻め方だったり、局面が良くなるなら飛車さえもサクッと切る判断だったり、激しい変化を目の当たりにして、改めて自分は目先のことしか見えてないなあと反省。変化を全部覚えるのは難しいけれど、いくつかの手筋を知ったことで実戦が楽しみになった。今回はやや流し読みな感じだったが、二回目はきちんと解きながら読み進めたい。矢倉をメインにしてたけど、横歩取りの方が捌き方が派手で面白い。2016/03/31
かわうそ
9
というわけでニ読目。いやー、次の一手は正解率が上がったけど、実戦ではなかなかスムーズに手が伸びない。硬くなってるのかしら…ひとまず手筋の復習はできたので、恐る恐るながら踏み込んでみたいと思う。問題は、横歩取りしてくれる相手にあまり恵まれないこと。四間飛車ばっっっかり!そして攻め合いの末ボコボコに(´・ω・`)もうやめて2017/01/03
あなあき
2
ひと目シリーズ・横歩取り編。まえがきにもあるように「横歩取りは怖いから指しません」という人は多くて、自分もその一人だったのだが、ひょんなことから指したくなって本書を手にすることに。とことん「指す人目線」に立ったやさしい内容はシリーズで一貫していて、よく目にする手順のウラの、いわゆる「コワい筋」を丁寧に採り上げて解説してくれている。「△4五角戦法」「相横歩取り」「青野流」といった急戦調の将棋もあれば、「△3三角戦法」を中心としたじっくり形の将棋もあり……と、横歩取りが指して楽しい戦型であることがよくわかる。2017/02/18
yasuhitoakita
2
最新形がどうとかいうよりも、横歩取りを指してみたいけど変化が激しすぎて怖いって初心者~中級者に3三角型のイロハを伝授してくれる本。横歩取りって戦型は激しい上に、誘導してくる人はめちゃめちゃ研究家だったりするので、やっぱり怖いのだけど、同時に自由に駒が飛び交う面白さがあるので、指して見る価値は十分にあると思う。2016/11/07