内容説明
学級規模縮小の教育効果―従来厳密な分析が不足し、主観に傾きがちだったこの問題を、ティーム・ティーチングや少人数学習とともに、大規模な全国調査と厳密な統計分析手法に基づき、その得失を実証的に明らかにした本書は、今後の我が国の学校教育の在り方や、授業方法・教員配置を考えるに際して不可欠な画期的研究である。
目次
第1部 政策と先行研究(戦後における学級規模縮小:その実態と政策;学級規模の効果に関する先行研究:メタアナリシスを中心に)
第2部 学級規模(教員からみた学級規模:理想的な規模と順調度;学級規模と授業方法が順調度に及ぼす影響:中学校の教科別分析;児童生徒からみた学級規模:理想的な規模と順調度;校長からみた教育目標の充実度)
第3部 指導方法(校長・教員からみたティーム・ティーチングと少人数学習;児童生徒からみたティーム・ティーチングと少人数学習)
第4部 学級規模・指導方法と学力(学級規模と指導方法が小学生の学力に及ぼす影響;本研究の総括と考察)
著者等紹介
山崎博敏[ヤマサキヒロトシ]
広島大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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