内容説明
放った鎌で空中の豆をふたつに切る大道芸、芥子之助の神業を修得した朝比奈結之助。「ひなげし」と綽名される剣客は下総にある小藩の元藩士だった。彼の周りで、次々に辻斬りが出る。下手人は甲胄武者の亡霊か。そしてついに、結之助の面前にも!甲胄武者の正体とは。天下一の剣「空鈍流、無住心剣術」が時代小説初登場。「ひなげし雨竜剣」シリーズ第一弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。花鳥風月を醸しだす筆致の時代小説を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
12
坂岡真の新シリーズ。 強いのか弱いのか判らないタイトル、「ひなげし」「雨竜剣」「空鈍流」「無住心剣術」どんな、流派だ。 巻き込まれるように「甲冑武者との戦い」「悪同心と戦い」そして「抜け荷一味と戦い」その折、越後長岡藩七万四千石・先代藩主・牧野忠精と知り合い世直しの戦いに向かっていくことになりそうである。 隻腕の剣術師という設定は良いが、その原因がパッとしない。 生活感は良いのだが、あまりにも出過ぎている。 切った後、泣くというエピソードもどうかと思う。 いろいろ詰めこみ過ぎた船出ではある。 2017/09/26
一五
3
思いがけない当たり。使い手だし、身の上がなかなか2019/04/27
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
主君に抗い、妻に先立たれ子供と別れた浪人が江戸で生きていく、よくありがちな話かと読んでいたら、右手が義手! 武士としては致命的ながら丹下左膳ばりの凄腕という設定。そこかしこに障害に対する偏見に立ち向かう雰囲気を見せながらすこぶるテンポのいい勧善懲悪話が3編。明日の暮らしにも困窮していた浪人が何やら偉いお方に見こまれたようだが、浪人結之助の心情が丁寧に描かれているのが何とも心地よくて次が楽しみになった。2013/03/19
うみろー
3
片腕の剣客「ひなげし」とも「雨竜」とも呼ばれる結之助。涙を流しながら悪人を切る。とりまく人々も魅力的だが、萬亭の隠居は少し偉そうだ(偉いんだけど・・・)。おせんちゃんが愛らしい。今後に期待。2011/04/09
とく だま
2
冒頭、腹をすかした隻腕の浪人が炊き出しへ並んでいる。少々哀れさの滲む経歴が、出会いと住みかを得、悪人退治の剣劇が始まる。・・正月前に読んで記憶飛び飛び (-_-;)2017/12/29




