光文社新書<br> 「ネットの自由」VS.著作権―TPPは、終わりの始まりなのか

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光文社新書
「ネットの自由」VS.著作権―TPPは、終わりの始まりなのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037079
  • NDC分類 507.2
  • Cコード C0260

内容説明

日本国内の議論を二分する、TPP=環太平洋経済連携協定への参加協議。現在、先行する参加国間で深刻な対立を招いている分野の代表格が、著作権・特許などの知的財産だということはあまり知られていない。流出した米国政府のTPP知財文書には何が書かれているのか?その「真の狙い」とは?アメリカやEU各国で大きなうねりを見せた「ネットの自由」への希求、躍進する「海賊党」の存在、グーグルやアップルなど、「新たな立法者=国際プラットフォーム」などの動向も踏まえながら、情報社会における最適なルールメイクのあり方を第一人者が考える。巻末にTPP知財リーク文書抄訳を公開。

目次

第1章 「SOPAの息子たち」(ネットを黒く塗れ!;欧州で燃え上がった反ACTAと「ネットの自由」 ほか)
第2章 TPPの米国知財条項を検証する(要求1:著作権保護期間の大幅延長;要求2:非親告罪化 ほか)
第3章 最適の知財バランスを求めて(ネットを治めるのはどの国の法律なのか;TPPが突きつけた「知財ルールの統一化」と「アメリカ化」 ほか)
第4章 情報と知財のルールを作るのは誰なのか(法律―機能不全に陥る著作権法、「著作権ムラ」批判と議員立法;条約―「ポリシーロンダリング」の誘惑 ほか)
巻末資料 TPP米国知財要求抄訳

著者等紹介

福井健策[フクイケンサク]
弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年、東京大学法学部卒業。現在、骨董通り法律事務所For the Arts代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授。専門分野は芸術文化法、著作権法。think C世話人、国会図書館審議会ほかの委員・理事をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

37
要はビジネスモデルを変えられるかどうか。"つまり、コンテンツ産業は典型的な海賊版に加えて、ネット上の膨大「フリー」なコンテンツとの競争を余儀なくされ、それが(新聞・TV・音楽CDなどの既存メディアの)売上の長期縮小傾向につながっているということです"(P113 第3章「最適の知財バランスを求めて」)コピーコストにおける「ライブ・イベント」と「新聞・TV・音楽CD」のビジネスもでるを比較すると、非常に興味深い。前者はコピーでは儲けを出すつもりはないし、後者は、コピーが儲けの源泉。2012/12/25

akira

19
図書館本。新書。 最近話題の「ネット記事の引用」についての本を期待して借りたのだが、どちらかというとガッツリ著作権の話だった。TPPにおける著作権適用の拡大については大きなテーマ。ここではアメリカの要求が強大だったわけで、トランプ大統領によってTPP離脱となった今、それた台風ではある。しかし、根本的かつ世界的な問題はまた噴出しそうだ。 誰かが得をすれば誰かが損をする。あまりにもはやかった時代の流れに押し流された人々と法。 「収益モデルはどこへ向かうのか」2017/03/06

1.3manen

12
TPPはFTAの一種(21頁)。なぜTPPへと多国間交渉していく必要があるか? 事前に登録された商標調査し、自分が使おうとしている商品名やブランド名と似たものは存在しないかちゃんと調べる(90頁)。ジェネリック医薬品を巡っては、独占過剰なら重い知的財産が足かせとなり、新訳開発に支障が出る、アンチコモンズの悲劇に(96頁)。「ビジネスとして破綻せずにより多くの人に見てもらうための戦略」(140頁)。本サイトもそうだが、適度なファン層を得るのは結構難しいものである。高度情報化社会で権利擁護は一筋縄ではいかぬ。2013/11/10

tolucky1962

11
2012年の著。バブル時の日米構造協議で米国に大型公共投資、大規模小売店舗法を約束、地価抑制策をとった結果が失われた20年。今、TPPなど国際的議論は知財強化、ネットの自由、海賊版と米国スタンダードの国際化。 日本のコンテンツの海外からの収入は米国の1/10で大きな赤字。その中で、著作権保護期間の延長が続けれら、さらに延長が議論される。 知財強化と自由化のバランスが大切。アメリカに合わせられることない外交努力が必要。 2019/05/22

スプリント

10
TPPの中に知財が含まれていることをあまり意識したことがなかったので大変勉強になりました。著作権については創作者と権利保護と仲介する企業の思惑が入り乱れており簡単な問題ではないことを痛感しました。白黒つけることも大事かと思いますがグレーという「遊び」を残すことも大事なのではないかと思います。2015/01/07

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