内容説明
冷えた飲み物や溜まった脂肪がお腹を冷やす。醒めたオフィスの人間関係や冷や汗の出るような仕事が心を冷やす。家に帰れば会話のない家族…。実は、男性も冷えています。体だけでなく、心も冷たく固まっています。自覚がないだけに、がんなどの症状に出た時には命取りになりかねません。この本は、男も女も子どもも、どうすれば、冷えを改善して本来の健康を取り戻せるのか、統合医療の立場からわかりやすく解説します。
目次
第1章 働き盛りの男たちをむしばむ“冷え”
第2章 日本中が冷えている
第3章 セルフチェック―あなたはどのくらい冷えている?
第4章 “冷え”はこうしてがんや病気になる
第5章 心も冷える!
第6章 キレる子どもは冷えている
第7章 “冷え”が男をおびやかす
第8章 冷える生き方していませんか?
第9章 さあ、温めて“冷え”退治!!
第10章 統合医療の現場から―“冷え”を根治するさまざまな医療
著者等紹介
川嶋朗[カワシマアキラ]
1957年生まれ。医学博士。83年北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学研修医、助手を経て93年米国留学。95年帰国。東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門助教授(附属青山自然医療研究所クリニック所長)。日本抗加齢医学会評議員、日本統合医療学会理事。西洋医学では腎臓病学、膠原病、高血圧などが専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マリリン
36
避けられないストレスで心が冷えていた頃から、下肢の冷えを感じるようになった。要因は幾つか重なっていたと思う。万病のもとかどうかわからないが、検査も含め2度入院したのもその頃。兼業だった職場は、窓際の壁に近く冷気が足元に淀むポジションにいたので夏も冬も劇冷え。上司に何度も直訴したが席替えしてもらえず、ひざ掛けと、お湯を入れた2ℓペットボトルを6本位足元に置き、冷めるとお湯を交換し、昼休みは外を歩き、夜本業がない日は5駅分位歩いた(頑張ったな、私)。本書を読み、身体が欲するものを食べたくなることに気づいた。2024/03/19
こなつ
34
自分に当てはまることが多くて、早速にでも取り組もうと思う。先ずは、心の冷えになるストレスを受け流す術を身につけていくべきだと思った。あとは、生真面目も良くないしぐうたらも良くない。いい加減を身につけていくことも大切だと再確認。さて、実践に向けてちょっと体の力抜いて緩く生活しよう。気を遣い過ぎるの止めよう。2017/12/25
カナン
27
東洋医学に傾倒すると西洋医学を軽視しがちになるのだけど、著者は両方上手く使いましょうという主義でそこは好感が持てる。九章の「冷え」への対処方法は具体的で参考になる。中年男性は人の言うこと聞かない、とぼやいてる辺りは笑えるが、しかし何でも「冷え」に繋がるからといって、帝王切開や無痛分娩に否定的だったり、治療法に困った精神病患者を霊能力者に会わせて「生き霊を祓ってもらった」と伝えてみたり、「いやいやいや、それは流石に駄目だろう」なこともちらほら。ホメオパシーも日本だとちょっとカルト宗がするかな。2018/09/13
カナン
20
自律神経の乱れをひしひしと感じるのでさらさらっと再読。2019/07/12
ももたろう
7
たまたま目について読んだけど、信頼できるいい本だった。冷えは万病の元。対策として、①湯船に最低10分間は浸かる②湯たんぽを使う③首に温タオルを巻く(肩こり、頭痛にも効く)④ホッカイロをお尻の上の仙骨に貼ると、全身が温まる⑤家でも靴下を履く⑥腹巻⑦深呼吸。鼻でやると効果的2015/09/14