集英社新書<br> 江戸の色ごと仕置帳

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集英社新書
江戸の色ごと仕置帳

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201789
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C0221

内容説明

名奉行が輩出した江戸時代。彼らによって残された大量の裁判記録の中から、男女間の性的な事件・犯罪に対する裁きと仕置をまとめたのが本書である。粋な町民文化の象徴と思われがちな「色ごと」だが、不義密通はもちろん、婚前交際ですら、奉行書で一旦裁きにかかると、死刑や追放といった厳しい刑罰が待っていた。おおらかに性を楽しんでいたように見える江戸庶民。しかし実際は、身分差別や儒教による秩序原理によって縛られ、恋愛においても殆ど自由がない生活を強いられていたことが、この「色ごと仕置帳」から見えてくる。

目次

第1章 江戸の罪と罰
第2章 密通いたせし者は
第3章 手込めの儀につき
第4章 春をひさぐ女
第5章 心中は恋の終わりか
第6章 女犯せし僧は
第7章 殴る亭主

著者等紹介

丹野顕[タンノアキラ]
1940年、東京都生まれ。東京教育大学文学部卒業。出版社に勤め、百科事典・歴史辞典などの編集者を経て、文筆活動に入る。戦国・江戸時代の庶民の生活史・精神史を中心に、本名及びペンネーム淡野史良の名で執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にく9

18
大学の頃に日本法制史の講義を受けていたので、そのながれで。色ごとについては今以上に厳罰(当たり前か)で、大学当時に読めていればよかったな。女性に対して厳しすぎるよね。2015/05/02

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