悪党―小沢一郎に仕えて

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022508911
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

内容説明

破門覚悟の告白譚。「小沢擁護」ではない。「小沢排除」でもない。日本の政治に「小沢一郎」は必要か。日本人が放置してきたその問いに、1人ひとりが答えを出す期限が来た。

目次

第1部 「悪党」登場(逮捕まで、そして逮捕から;悪党の思想と外交戦略;悪党に仕えるということ;悪党の急所;悪党と選挙、大連立)
第2部 「悪党」解剖(悪党とキン肉マン;悪党とマルクス;悪党とウェーバー;悪党とチャーチル;悪党とサンデル)
第3部 対決(小沢一郎が語った「原発」「遷都」「復権」)

著者等紹介

石川知裕[イシカワトモヒロ]
1973年北海道足寄町生まれ。函館ラサール高校、早稲田大商学部卒。96年2月から2005年7月まで小沢一郎秘書。同年衆院選で北海道11区から民主党公認で立候補して中川昭一氏らを相手に落選、07年3月に繰り上げ初当選。09年再選。10年1月、政治資金規正法違反容疑で逮捕、同年2月に起訴、民主党離党。11年2月、初公判。同年夏現在、無所属の立場で国会活動に奔走している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しーふぉ

21
小沢一郎の金庫番と言われ陸山会事件で逮捕された著者の、小沢一郎秘書時代の小沢一郎とのエピソードがメイン。小沢一郎は選挙や政治的な判断の勘所は鋭いが、ぶっきらぼうで人との付き合いは苦手、そんな素顔が見えてくる。2018/07/29

Willie the Wildcat

18
元秘書かつ”同僚”である著者の政治家『小沢一郎』伝。”レトルトカレー”の1件は思わず笑う。又、小沢氏の立ち位置をキン肉マンになぞらえる点も興味深い。印象深いのは小沢氏の「国民のレベル以上のリーダーは出ない」との主張。納得感があるような、悔しいような感覚。(法的判断はマスコミではなく法治国家にのっとり司法判断に委ねるが)今後2人がどのような”結果”を日本の政治史に遺すのかを見守りたい。2012/01/28

河織吾郷

14
西部邁氏の著書『小沢一郎は背広を着たゴロツキである。』にて、小沢氏には隠喩の言語能力が乏しいと指摘されていた。ここでの隠喩とはある全体をほかの全体で喩えることらしい。小沢氏に当てはめると、政治の損得勘定(選挙・金権)には長けているが、その得意な計算を社会論に昇華出来ていない思考の限界を指している。石川氏は、元書生として懸命にその隠喩作業を本書で試みているが、いまいちだなぁと感じるのが大半の読者の感想になっている。恐らく佐藤優の入れ知恵を頼りにしつつも、熟考しつくせないほど、小沢氏が謎なのであろう。残念。2015/08/26

ふぇるけん

11
思い返すと小沢一郎氏に関する本を読んだのは本書が始めてだった。正直なところ氏に対する印象はあまり良いものではなかったが、本書を読んで見方が大きく変わった。また、本書を読んで『政治』という仕事の魅力と過酷さが伝わってきた。著者にもぜひ裁判闘争を乗り越えて政治の表舞台に復帰して欲しい。2011/11/30

aki319

10
図書館の予約からちょうどいいタイミングで読むことが出来ました。結局のところ、どういった目で見るかによって受け取る印象は変わるということですね。2012/01/11

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