岩波文庫<br> 新編 思い出す人々

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岩波文庫
新編 思い出す人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003108642
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0195

出版社内容情報

内田魯庵(一八六八―一九二九)は,幕府御家人を父,吉原の芸妓を母として維新前夜の江戸に生まれた.文芸評論家,社会小説『くれの廿八日』の作家,『罪と罰』などロシア文学の翻訳家と,その仕事は多岐にわたっているが,紅葉,緑雨,二葉亭ら同時代の文人を回想した本書は,非常に面白い読み物であるとともに明治文学の一級資料である.

内容説明

文芸評論家、社会小説『くれの廿八日』の作家、『罪と罰』などロシア文学の翻訳家として活躍した内田魯庵が、紅葉、露伴、緑雨、二葉亭ら同時代の文人たちの素顔を活写した本書は、非常に面白い読み物であるとともに、明治文学史の一級資料である。

目次

二葉亭四迷の一生
二葉亭余談
二葉亭追録
二葉亭四迷―遺稿を整理して
明治の文学の開択者―坪内逍遙
欧化熱と山田美妙
碩友社の勃興と道程―尾崎紅葉
斎藤緑雨
淡島椿岳―過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド
三十年前の島田沼南
鴎外博士の追憶
露伴の出世咄
温情の裕かな夏目さん
最後の大杉
八犬伝談余

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akito Yoshiue

11
山田美妙についての文章がひどすぎて笑う。2023/07/15

猫丸

9
名だたる文豪たちの思い出話。とくに二葉亭四迷の人生を描いた分量が多く、漱石はたったの6ページしかない。いずれの人物にも実際に会っているのが強みであり、後に広く流布する文壇挿話の原典となっている重要な著作だ。「二葉亭が執筆に行き詰まるとロシア語で書いてから和文に翻訳する」というエピソードはよく聞くが、本書には「二葉亭の直話に由ると」とある。知らなかったこととしては、官報局勤務時代の二葉亭が精神医学に興味を持っていたことの報告がある。呉秀三博士の著作なんかを熱心に読んでいたそうだ。2023/01/13

浅香山三郎

8
山口昌男さんの『内田魯庵山脈』を読んでいながら、なかなか内田魯庵の著書を単独で読む機会が無かつた。二葉亭四迷に対する友情のこもつた評伝、坪内逍遙・山田美妙・尾崎紅葉・斎藤緑雨・淡島椿岳といつた人々との逸話を挟みながら、その人とその時代の文学状況を語る的確さなど、名文揃いである。そして、「最後の大杉」では関東大震災後の東京の異様な雰囲気、大杉らのあまりに凄惨な死に方を、事件後の幼い大杉の娘の無邪気な様子とを対象的に描いて、つよい読後感をのこす。『内田魯庵山脈』も再読してみたいし魯庵の他の作品も読みたい。2023/12/02

yagian

3
青空文庫で二葉亭の思い出を拾い読みした。最近、明治の文学はあまり触れていなかったけれど、懐かしい。内田魯庵は口は悪いけど、率直なところが気持ちいい。2012/03/04

1
特に面白いのは「二葉亭四迷の一生」、素晴らしい評伝で一読の価値あり。次点で美妙、紅葉。その他は逍遥、斎藤緑雨、鴎外、露伴、漱石、大杉栄の思い出を短めに描き、八犬伝談余を付す。淡島椿岳、島田沼南は読んでもよくわからない。後世の人が評伝を書いたら無味乾燥になるところ、魯庵は彼らと直接交流していただけに非常に精彩のある文章を書く。魯庵は文学史に直接名を刻むわけではないが、彼がこの時代を生きたことは後世から見ても非常に価値がある。八犬伝大好きな魯庵が日記を通して馬琴がいかにクソ野郎か紹介しているのも面白い。 2022/07/30

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