内容説明
量子力学における力学系は形式的に無限次元のハミルトン力学系と捉えることができる。本書では、有限自由度かつ非相対論的な量子力学の一般的設定からはじめて、その後に個別的な現象の取り扱いをヒルベルト空間の作用素論を基礎にして述べる。具体的な物理現象として、結晶固体の比熱の理論を数学的観点から構築することを試みる。
目次
1 量子力学(量子力学の誕生;量子力学の設定 ほか)
2 量子化(古典力学から量子力学へ;調和振動子の量子化 ほか)
3 量子力学の正当性(水素原子のスペクトル;空洞輻射 ほか)
4 固体の量子論(結晶格子;固体の中の電子の運動―ブロッホ理論 ほか)
著者等紹介
砂田利一[スナダトシカズ]
1948年生まれ。1972年東京工業大学理学部卒業。明治大学理工学部数学教室教授。専門は、大域解析学
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