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2 1 世 紀 の 女 と 男 を 考 え る 本
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紀伊國屋書店新宿本店の「女性学」の棚は、3階のエレベーター側から見て右手の
一番奥にあります。足を運ぶとわかるのですが、周辺には人影もまばら、いかにも辺 境の地といった感じで、寒々とした気分が味わえます(笑)。
●最新刊『物は言いよう』(平凡社、税込1,680円)好評発売中! この本は、FC(フェミコード)がキーワードです。このFCは、いわば性や性別にまつわる「おかしな言動」に対するイエローカード。たとえば、「女にしておくのはもったいない」と言われたこと、ありませんか? 相手は褒めてるつもりなのですが、なんだかムカムカきますよね。でも、これがセクハラか?と言われると、それほどシビアでもない。そんなとき、FCの出番です。「それって、FC的にどーよ」と言ってやりましょう! この本は、政治家やエッセイスト、新聞の社説など、さまざまなFC的にNGな迷言、失言を取り上げ、それらのどこがNGなのか、ていねいに説明しています。すっとぼけたこれらの発言を笑いながら読み進むうちに、自然にFC感覚がみがかれます。その点で、女性だけではなく、男性にとっても必読の書に仕上がっています。 (担当編集者) 斎藤美奈子(さいとう みなこ) 1956年、新潟生まれ。成城大学経済学部卒。文芸評論家。 著書に、『妊娠小説』『紅一点論』(以上、ちくま文庫)、『あほらしやの鐘が鳴る』『男性誌探訪』(朝日新聞社)、『読者は踊る』『モダンガール論』(以上、文春文庫)、『文章読本さん江』(筑摩書房)、『文壇アイドル論』『戦下のレシピ』(以上、岩波書店)、『趣味は読書。』(平凡社)、『文学的商品学』(紀伊國屋書店)がある。最新刊は、『物は言いよう』(平凡社)。『文章読本さん江』で、第1回小林秀雄賞受賞(2002年)。 |
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