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『赤い月の夜のくじら』
山口夏世【絵・文】
北宋社(1995-05-10出版)
ISBN:9784938620837
若き日に土方巽門下で踊り、日本のイーディたらんとして夭折した詩人が、死の直前に遺した詩集です。 |
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『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲』
寮 美千子【著】
講談社(2004-10-25出版)
ISBN:9784062124393
魂の救済を求めてタイからネパールへと彷徨ってゆく女性の物語。泉鏡花賞を受けました。 |
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『岩佐なを
銅版画蔵書票集―エクスリブリスの詩情 1981-2005』
岩佐なを【著】
美術出版社(2006-12-31出版)
ISBN:9784568103618
西洋ではHな蔵書票をこっそりと作るのが愛書家の究極の贅沢。ようやく日本でもこの秘密の習慣が岩佐なをによって始まりました。
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『長篇詩 ごろごろ』
吉増剛造【著】
毎日新聞社(2004-07-25出版)
ISBN:9784620316987
なんだあ、こりゃ? これでも日本語かあ? と思わず叫びたくなる過激な詩集です。 |
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『限界芸術論』
鶴見俊輔【著】
筑摩書房(1999-11-10出版)
ISBN:9784480085252
サブカルチャー研究の元祖の元祖。すべてはこの本から始まりました。 |
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『友愛のポリティックス』<1巻><2巻>
ジャック・デリダ【著】、鵜飼 哲、大西雅一郎、松葉祥一【共訳】
みすず書房(2003-02-10出版(1巻)、2003-02-20出版(2巻))
ISBN:9784622070238(1巻)、9784622070245(2巻)
「恋愛くたばれ、友情万歳」と考えている人にうってつけの哲学書。デリダおたくが論じるほどに難しい本ではありません。 |
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『ジャワの音風景』
風間純子【著】
めこん(1994-04-10出版)
ISBN:9784839600853
ジャワの大衆演劇劇団に居候していた著者の見聞記。文献だけでバリ島を論じるライターとは、面白さが格段に違います。 |
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『ODESSEY1966〜2003
岡田史子作品集 〈episode2〉 ピグマリオン』
岡田史子【著】、青島広志【監修】
飛鳥新社(2004-03-30出版)
ISBN:9784870315617
2年前に逝去した天才漫画家の珠玉の作品集。 |
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『聖女チェレステ団の悪童』
ステファノ・ベンニ【著】、中嶋浩郎【訳】
集英社(1995-08-31出版)
ISBN:9784087732320
現在のヨーロッパで書かれた、一番奇想天外な小説です。なにしろ読んでいると、頁の間から蟻がぞろぞろ零れてくる。 |
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『西欧との対話―思考の原点を求めて』
阿部良雄【著】
第三文明社(1989-04-30出版)
ISBN:9784476011807
ボードレール研究の第一人者が親しき文人たちに、モラルをめぐって書き送った書簡体エッセイ。 |
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『三島由紀夫・昭和の迷宮』
出口裕弘【著】
新潮社(2002-10-30出版)
ISBN:9784104102037
三島文学をレトロとしてではなく、戦後の同時代に読み続けてきた著者による、執念の文学論です。 |
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『千年の愉楽』
中上健次【著】
河出書房新社(1999-07-01出版)
ISBN:9784309403502
大地の精霊ともいうべき産婆の老女が、生涯の終わりに、5人の美少年を思い出す。 |
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『パレスチナへ帰る』
エドワード・サイード【著】、四方田犬彦【訳】
作品社(1999-09-30出版)
ISBN:9784878933295
10歳かそこらでイスラエル軍の手によってエルサレムの家を追放された著者が、半世紀後に危険を冒して故郷を再訪するエッセイです。
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『アナーキスト人類学のための断章』
デヴィッド・グレーバー【著】、高祖岩三郎【訳】
以文社(2006-11-01出版)
ISBN:9784753102518
国家がなくとも人間はいかに平和に幸福に生きていけるかを優しく書いた本です。 |
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『真理とディスクール―パレーシア講義』
ミシェル・フーコー【著】、中山 元【訳】
筑摩書房(2002-09-05出版)
ISBN:9784480847126
古代ギリシャに範を求め、勇気をもって社会のなかで発言することのモラルを説いた書物です。 |
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『僧侶と哲学者―チベット仏教をめぐる対話』
ジャン=フランソワ・ルヴェル、マチウ・リカール【著】、菊地昌実、高砂伸邦、高橋百代【訳】
新評論(1998-10-20出版)
ISBN:9784794804181
著名な西洋哲学者と、チベット仏教に帰依した息子の真剣な対話です。 |
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『〔ゲッ〕子』
白 先勇【著】、陳 正醍【訳】
国書刊行会(2006-04-25出版)
ISBN:9784336041340
ついに出た、台湾の伝説のゲイ小説。負けるな、新宿二丁目。 |
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『吉本隆明の東京』
石関善治郎【著】
作品社(2005-12-20出版)
ISBN:9784861820601
月島に生まれ育った「国民思想家」から見た東京を、つぶさに追った労作。 |
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『カイエ
1957-1972』
エミール・M・シオラン【著】、金井 裕【訳】
法政大学出版局(2006-09-11出版)
ISBN:9784588150456
ルーマニアからパリに亡命し、屋根裏でジャガイモばかり食べていた哲学者による、現在の『徒然草』です。 |
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『力としての現代思想―崇高から不気味なものへ』
宇波 彰【著】
論創社(2002-12-30出版)
ISBN:9784846003012
この本を読めばスッキリと現代思想が頭に入る。四方田が大学の授業で用いている本。 |
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『ニューヨーク烈伝―闘う世界民衆の都市空間』
高祖岩三郎【著】
青土社(2006-12-15出版)
ISBN:9784791763061
ニューヨークの発展とエスニシティについて、日本語ではじめて書かれたハードな研究書。最適なガイドブックにもなります。 |
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『速度ノ花―ダンス・エッセイ集』
山田せつ子【著】
五柳書院(2005-12-17出版)
ISBN:9784901646093
舞踏家として先端を切っている著者の、最初のエッセイ集。たった一人で全宇宙に秋の凋落を宣言する力をもった人です。 |
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『鶴見良行著作集 〈7〉マングローブ』
鶴見良行【著】、花崎皋平【編・解説】
みすず書房(1999-06-25出版)
ISBN:9784622038177
南アジアの島々をつぶさに渡り、そこに住む人々を親しげに見つめた、人生とほぼ同じ長さの旅の記録です。 |
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『アントナン・アルトー著作集 〈5〉/ロデーズからの手紙』
アントナン・アルトー【著】、宇野邦一、鈴木創士【訳】
白水社(1998-02-10出版)
ISBN:9784560046081
天才的演劇人が精神病院から出した手紙を集めたもの。「生きるとは複数の問いを燃え上がらすことだ」と、アルトーはいつもいってました。
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『パレスチナから報告します―占領地の住民となって』
アミラ・ハス【著】、くぼたのぞみ【訳】
筑摩書房(2005-05-10出版)
ISBN:9784480837134
ユダヤ人であるにもかかわらず、パレスチナ自治区に単身長期滞在し、現地の状況を書き送った第一線の女性ジャーナリストの記録です。ゴダールもたじたじ?
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