内容説明
いかなる筋を尋ね来つらむ――夕顔とかつての頭中将の遺児である玉鬘は初瀬観音の加護により,源氏に引き取られ,男達の心をかき乱す存在となってゆく…….山吹の花に喩えられる美貌の彼女は一体どこに落ち着くのか?精密な原文と最新の研究を反映した注解を付した「玉鬘十帖」(玉鬘から真木柱まで)を収録.(全九冊)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
凡例
玉鬘(たまかづら)
初音(はつね)
胡蝶(こてふ)
蛍(ほたる)
常夏(とこなつ)
篝火(かゞりび)
野分(のわき)
行幸(みゆき)
藤袴(ふぢばかま)
真木柱(まきばしら)
付図
解説 六条院とは何か(今井久代)