幻滅の政権交代 3

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幻滅の政権交代 3

  • 著者名:後藤謙次
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 岩波書店(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784000281690
  • NDC分類:312.1

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内容説明

迷走する自民党政権を倒し,ついに政権交代を果たした民主党.だが,政権に就いて間もなく党内対立が激化する.東日本大震災で日本が危機的状況を迎えるなか,小沢一郎対菅直人,野田佳彦に,自民党も介入して繰り広げられた権力闘争の結末は…….政界ノンフィクションの金字塔がここに完成.

目次

第14章 年金と失言に沈んだお友だち政権 第一次安倍晋三内閣
1 小泉路線の是非
2 お友だち内閣への不信
3 失言ドミノ
4 満身創痍の退任劇
第15章 「大連立」に賭けた救援政権 福田康夫内閣
1 福田後継
2 「決められない政治」
3 予定退陣
第16章 勝機逃した追い込まれ政権 麻生太郎内閣
1 リーマン・ショック
2 消えた解散権
3 無為無策の政権喪失
第17章 普天間で自壊した政権交代政権 鳩山由紀夫内閣
1 二重構造政権の宿命
2 「政治とカネ」に躓いたツートップ
3 鳩山,小沢のダブル辞任
第18章 東日本大震災に遭遇した孤高政権 菅直人内閣
1 徹底した脱小沢
2 場当たり外交の代償
3 戦略なき脱小沢路線
4 弱体内閣を襲った大地震
第19章 消費税に燃え尽きた最後の民主党政権 野田佳彦内閣
1 野田の自民党化
2 消費税への道程
3 「近いうちに解散」
4 安倍復活
5 第二次安倍政権誕生
あとがき
主要参考文献
関連年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

20
第1次安倍内閣から民主党へ政権交代し第2次安倍内閣成立まで。その後も書き継ぐようですね。ねじれ国会などで何も決められなくなってしまうのも困るし、対抗勢力がないのも弛緩してしまい問題が起こってくるよう。2017/11/18

ぐうぐう

17
『平成政治史』最終巻は、第一次安倍内閣から、民主党政権を経て、第二次安倍内閣誕生までが記されている。このシリーズの素晴らしいところは、比較的近い過去を検証することで、現在政治の混迷の理由を見事に照射していることだ。振り返れば、平成に入って25年の間に、18人もの首相が交代した。異常な事態と言える。全3巻を読了して痛感するのは、平成政治がそれまでと違う形相を呈した最大の理由が、小選挙区制度にあるということだ。(つづく)2015/01/12

かんがく

9
ここ10年の安倍政権から政権交代を経て再び安倍政権への流れ。ニュースなどで見た内容の裏側の動きがわかって面白い。また、民主党政権として括られている鳩山、菅、野田の三人の個性の違いがよくわかった。安倍の復活と菅官房長官の台頭の流れがよくわかる。シリーズ3作を通して常に平成の政界に影響を与えてきたのはやはり小沢一郎なんだなと納得。政争の流れが人物中心で把握できる良いシリーズだった。2017/12/20

Piichan

8
「細川がつき小泉がこねし天下餅すわりしままに食うは安倍」平成時代の政治はこう言い表すことができるかもしれません。クリーンで政権交代可能な政治を目指し導入された小選挙区比例代表並立制が官邸・党執行部独裁につながり、最終的には安倍晋三という日本史上最悪のモンスターを生み出してしまいました。平成時代の政治はそれ専門に研究する学者が現れてもおかしくないほど日本の政治史で重要な位置づけになるのはまちがいないでしょう。2018/01/16

Gamemaker_K

8
いやあ・・・・・・結末がわかっているミステリーを読んでるみたいな読後感、でしたねえ。なんていうかなあ、「お前らもっと仲良くやれよ」だよなあ。2015/05/03

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