内容説明
江戸町奉行・曲淵甲斐守に追い詰められた町方は、怒濤の反撃に転じる。だが、切れ者甲斐守が策の応酬で負けるはずもなかった。内与力・城見亨を慕う大坂娘の咲江を襲った刺客の頭領――この男の捕縛が町方制圧への近道と判断し、意外な手を打つ。万策尽きた町方。だが既得権益への妄執が彼らを鬼に変える。甲斐守と亨に迫る凶刃! 迫力の第六弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
8
タイトル通り、ひとまず対立に決着。さて次巻はどうなるのでしょうか。2018/10/05
黒豆
7
曲淵甲斐守が江戸町奉行として主導権確立編。そして、悪との共生破壊編。城見享の出番が少ないのが残念、次に期待か?2018/07/28
わたしは元気
4
面白くなって来ました。 次、読みます。2020/10/01
kazukitti
4
毎回前巻のラストで少し成長したなって思った主人公が、新巻を開くとまた元のうすばかになってるのは何なのか。上田作品てのはアレなの、会社の上司が新卒に仕事のやり方教えてよくやったじゃあ今日の仕事はコレで上がって明日また頼むなつって次の日に、昨日教えたじゃねぇかつってイラっとするその感覚を再現してるって寸法なの? お遣い侍じゃなくて、説教サイドの視点で読むべきなの?などw 話は一応ちょっと片が着いたのかな。まだ小悪党与力の暗躍ありそだけど、今後の長期の曲淵奉行体制が整ったってことでいいのかしら。しかし陰蔵ってw2018/09/18
goodchoice
4
このシリーズは主人公より奉行や他の登場人物が中心となりがちで、内与力の影が薄い。今後、どう話が進むのかまったくわからない。2018/05/12