講談社文庫<br> ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い

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講談社文庫
ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い

  • 著者名:西尾維新【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 講談社(2016/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062763899

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内容説明

「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」“人類最悪の遊び人”たる「狐面の男」は「ぼく」こと“戯言遣い”に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤……。シリーズすべてを貫く伏線の楽譜(スコア)は絡まり合い、一気に奔流(クレッシェンド)をはじめる! <戯言シリーズ>、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、ついに大団円(フィナーレ)!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

335
ラストはキレイに小気味よく、まさに王道に着地。玖渚とのアレコレはもう少し書いて欲しかった。シリーズ通しても実はあんまり出番なく終わったなと思う。ただ、その玖渚からの解放のシーンや、真心との対峙シーンなどのグッとくる場面、人類最強の言い訳などクスッと出来る描写、中巻でゆっくり流れていたものが一気に動き出すので、グイグイ読まされる。こうなると他のシリーズも読むか悩むところ。しかし名前だけ登場してインパクト残したまま結局登場しなかったキャラのまぁ多い事…。とりあえず零崎シリーズはいってみようと考えている。2017/07/09

優希

82
戯言遣いの戦いはただ青色サヴァンのためであったような気がしてなりませんでした。言葉は何の意味を成していくのか模索しつつ、形骸化し、崩壊していく世界を眺めていくにしか過ぎないのでしょうか。いつの間にか滑り落ちていくもの。確かも不確かさもない世界で、偽りを偽りとし続けた戯言があるからこその決断は肯定すれば否定される絆の決意と決別だったのではないかと。全てを失っても選びとった道。いーちゃんとして友の側にいること。それは変わらない真実だと思いたいです。2017/04/16

まりも

74
再読。戯言シリーズ最終巻。青色サヴァン玖渚友と戯言遣いのいーちゃんが別れるところから始まる話。青色サヴァンと戯言遣いに始まり、青色サヴァンと戯言遣いに終わる。作中で哀川潤が言った通り、物語の終わりは奇をてらわない普通に王道なハッピーエンドが一番ですよね。これまでわ不確定要素だったいーちゃんの事を初めて敵として認識してくれた男西東天。赤き征伐哀川潤と橙なる種想影真心。そして戯言遣いと青色サヴァン。この物語に関わる全てに決着がつくだけあって、どのシーンも文句なしに最高でした。何度読んでも戯言シリーズは良いね。2016/09/14

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

31
再読。戯言遣いと、蒼色サヴァンと、赤色と、橙と、人類最悪。そして、終わり。2016/10/15

Yobata

30
《戯言》シリーズ第6弾(下)、最終巻。十三階段の宴九段かつチームの屍(トリガーハッピーエンド)滋賀井統乃がぼくに語ったのは、玖渚の寿命だった。停止をやめ成長することを決めた為、ただでさえ今生きている事が不思議な劣性遺伝子にガタが来たのだ。それにより玖渚からの解放と離別が訪れる。同時刻、狐面の男が望んだ“世界の終わり”を最も切望していた時宮時刻により制約を解放された真心が暴れ出す。今度こそ友達を救うべくぼくは真心に生きる事を教える為、真心の前身たる哀川潤との決着を、そしてぼくと西東天の決着をもつける事に…。2012/07/09

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