内容説明
赤い国が建造した最新鋭原子力潜水艦“赤い鯱(しゃち)”がオホーツク海で米国原潜のレーダーに捕捉された。米軍艦隊は総力を上げて追跡するが、巨大原潜は悠々と姿を消した。軍事優位逆転の事態に米国防総省は戦慄する。「赤い鯱を捕獲せよ」──仙石文蔵をリーダーとする四人の超人集団に白羽の矢が立った。深海潜水艇に乗り込んだ四人の男達は小笠原海溝へと潜航するが……大長篇ハードロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナチュラ
19
赤い国の原子力潜水艦「赤い鯱」を捕獲せよ!超人的な能力を持った四人組が、ミッションを達成させるために世界を飛び回り、国家機密を暴く。 もう、ハリウッド映画のような派手さとスリル感だった。 しかしまぁ、酷い女性蔑視だ。四人とも困ったものだ。やりすぎ。2016/07/28
haru507
2
積読解消のため第1作から読み直し。本作に始まる“鯱シリーズ”には「国際謀略小説」のキャッチコピーもあったが「スーパーアクション」のほうが良いかも? 主人公ら4人の男たちがもはや超人なのだ。“赤い国”の新型潜水艦の捕獲を米国から依頼された4人は、国内外で情報を集める中、敵の襲撃を何度も受けるが苦もなく撃退してのける。どんだけ「俺TUEEE」なんだ。たった4人で一国家の諜報・軍事組織を手玉にとるだなんて。まるで“なろう小説”のご先祖様のように思える。本作は、その欠点も含めたうえで充分楽しめる作品だったと思う。2023/02/13
mmts
2
借り本。自分では絶対買わないジャンル。深海での息が詰まる対決や赤い国の刺客との死闘など超人的な能力を持つ4人がとにかく凄過ぎた。凄過ぎてむしろもう何が何だか分からなかった。とりあえずヤリまくり過ぎです。天星はクール担当なのかと思ったけど、やっぱり同じだった。でもまぁ、最後まで飽きずに楽しめたかな。2015/03/14
ぴよぴよ
1
4人の力強さと性欲に圧倒された。 赤い国の機密を暴いていくスリリングな展開が面白くて一気読み。シリーズの残りも続けて読みたい。 戦後、東西の緊迫した状況の中、表に出てこないところで様々な駆け引きがあったのだろうなと思った。かね、権力、女など、現代日本で暮らしていては経験できないことが、数十年前まで普通にあったと思うと、今になって色々と不正が出てくることはしょうがないと思った。そのことや今の他国の状況を見たら、今の日本がいかに平和か分かった。 赤い国やばい。今の日本で普通に暮らせていることに感謝した。2020/06/14
おなか@
1
超久しぶりに読んだ 30年ぶりくらいか? 携帯とか無くて、無線で連絡取り合ってるもんね。。 超人なんだけど、すけべで窮地に陥ったり なんだかんだで助かったりw まぁ、エンターテイメントやね 合掌。。2015/07/28